クリスタの合成レイヤー効果ってどんな?フォトショの描画モードと同じなの?などについて

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CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)は “合成レイヤーモード” を活用してその色を編集できたり、塗り方の表現を変えたりできる。

それは Photoshop(フォトショの) “描画モード” に匹敵するモードで、効果も引けをとらず、しかも互換性もあるようです。

ただこの効果は色や濃度ややり方によってかなり変わるので、当ててみただけではどのような効果をもたらすのか、どんな時に、どうしたい時に活用できるのかがいまいちわかりづらい笑

そして効果はフォトショとどのくらい同じなのか?色味的にも同じように表示されるのか?なども気になる。

なので今回はそのあたりについてのでの備忘録です。

合成レイヤー効果

〜〜項目〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

♥1、クリスタの合成レイヤー効果と設定の仕方

♥2、クリスタ合成レイヤーの効果とは?(フォトショの描画モード効果とも比較)

♥3、クリスタとフォトショの互換性での注意

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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♥1、クリスタの合成レイヤー効果設定の仕方

合成レイヤーモードとは、クリスタでのレイヤーに特殊効果を簡単に設定することができる機能です。

これはフォトショにも備わっているとても便利な効果で、それがクリスタでもがっつり設定できるってことですね。。。

設定の仕方は、

レイヤーパネルの上の方にある合成モードタブでプルダウンしてモードを選択できる
(その効果をかけたいレイヤーを選択した状態で設定する)↓
合成レイヤーモード設定タブ

合成レイヤーモードの設定・変更

基本的には下のレイヤーとその選択設定レイヤーとの色・濃度などに対して効果をかけられる。

その合成モードを設定したレイヤーと重ねることによって色や見た目に変化を出せるということです。

例えば下図のような画像で、画像1に画像2をオーバーレイで重ねると、、、、
画像3のようになる

画像1画像1

 

画像2画像2

 

画像3オーバーレイ

こんな風に色を変化させられたりもできる。

上記のようにテキトーに目的もなく使うのではなく、効果を活用して、『こうするためにこの効果を使えば簡単に速くできる』というような使いかたができる。

その他たくさんの効果があるのでそれを活用して様々な塗り方や編集ができてしまうのです。

で、実際その合成はやってみてもどんな風な効果が出るかは、色や濃度によってかなり異なったりする。

なのでどんな場面に活用できるか確信的にできるようになるために、まずはその効果を大雑把に知っておきたい。

 

♥2、クリスタ合成レイヤーの効果とは?(フォトショの描画モード効果とも比較)

まず、前回も書きましたが、クリスタの合成レイヤー効果は28種類で、フォトショの描画モード(27モード)とそっくりです。。。

クリスタの合成レイヤーモード フォトショの描画モード
クリスタ合成レイヤーモード レイヤーの描画モード

フォトショにあってクリスタにないモード
▷ディザ合成

クリスタにあってフォトショにないモード
▷加算
▷加算(発光)
モードがないだけでフォトショで対応はできます)

 

で、とりあえず

  • どのような効果を得られるか?
  • それをPSDで保存してフォトショで開いた時の効果は同じか?
  • フォトショでのデフォでの効果は同じか?

などをチェックしてみました。

まずカラー設定自体が違うと元も子もないので、クリスタフォトショともに、
sRGB IEC61966-2.1にしてます。

環境設定>カラー変更>クリスタカラー設定環境設定>カラー変更>クリスタカラー設定

フォトショは編集>カラー設定からできます
詳しくチェックしたい方は以前書いてますのでそちらを参照ください。

イラレとフォトショのカラー設定

で、

合成選択設定レイヤー画像 下のレイヤー画像
合成設定レイヤー 下のレイヤー

上記の2カットで実験してみました。

 

*クリスタの合成レイヤー効果とフォトショでの表示

下記の画像は、左がクリスタで効果を設定してみた画像、右はフォトショでそれを開いた画像ものです。


通常
下にあるレイヤーと選択設定レイヤーに色がそのまま重なる。
・色はそのままだと混ざらない。ただし、他のレイヤーでも同じだけどレイヤー自体
透明度を下げれば下のレイヤーが透ける。
・基本はフォトショのと同じ

比較(暗)
下のレイヤーの色と選択設定レイヤーの色(RGBの各チャンネル各数値)の暗さを比較して暗い方の色(各数値の低い方)を生かして合成される。
・色は混ざる(各チャンネルの数値で比較するから)
・どちらかのレイヤーに白より暗い色があるところの白は反映されない(白は一番明るい)
・どちらかのレイヤーに黒がある部分は黒が反映される(黒は一番暗い)
→背景が白の上に濃い色で何かが描いてある背景に別な背景を透かして入れたい時などに便利
比較(暗)
乗算
下のレイヤーの色と選択設定レイヤーの色両方を掛け合わせて合成される。
・元の色より暗くなる
は重ねても下のレイヤーのままの色になる
は重ねても黒になる(乗算の影響を受けない)
→例えば背景白に黒で描いた線画を、その線(輪郭)をしっかり残して着色したいなどにも便利
乗算
焼き込みカラー
写真の焼き込みみたいな効果。色が重なる部分が暗く、暗い部分はより暗く、コントラストも強く合成される。
白を重ねても反映されない
焼き込みカラー
焼き込み(リニア)
色が重なる部分が暗く合成される(焼き込みカラーはコントラスト強くなるけど、これは全体的に暗くなる
焼き込み(リニア)
減算
下のレイヤーの色と選択設定レイヤーの色を引いて合成される。
(元の色より暗くなる)
減算
比較(明)
下のレイヤーの色と選択設定レイヤーの色のRGB各チャンネル数値で比較(RGB各チャンネルの数値が高い方を採用)暗さを比較して明るい方の各数値を生かして合成される。
・比較(暗)の逆
・色は混ざる
・白は反映される
・黒は反映されない
比較(明)
スクリーン
下のレイヤーの色が反転され、選択設定レイヤーの色を掛け合わせて合成される。
・乗算の反対の効果。
・元の色より明くなる。
・白は白になる
・黒は下のレイヤーの色になる
→白い雲の合成なんかにやや便利
スクリーン
覆い焼きカラー
下のレイヤーの色を明るくし、コントラストは弱くなり、柔らかくなる。
・焼き込みカラーの反対効果みたいな感じ
・黒は反映されない
覆い焼きカラー

 

覆い焼き(発光)
覆い焼きカラーをより強く強調された感じなる。
・焼き込み(リニア)の反対効果みたいな感じ
覆い焼き(発行)
加算
下のレイヤーの色と選択設定レイヤーの色が足される。
(なぜか明るくなるw)
加算-Pでは覆い焼き(リニア)加算
加算(発光)
加算をよりもっと強調された効果が出てギュンと明るく白飛びっぽくなる。
C加算(発光)-Pでは覆い焼き(リニア)加算
オーバーレイ
明るい部分は明るく(スクリーン)、暗い部分は暗く(乗算)重ねられる。
・下のレイヤーの陰影、明暗トーンに影響されるので下地の色の陰影をそのまま生かした表現ができる
オーバーレイ
ソフトライト
明るい色同士を重ねると明るく(覆い焼き的に)、暗い色同士を重ねると暗く(焼き込み的に)なる。
ソフトライト
ハードライト
明るい色同士を重ねると明るく(スクリーン的に)、暗い色同士を重ねると暗く(乗算的に)なる。
ハードライト
差の絶対値
下のレイヤー色と、選択設定レイヤーの色を引いて合成される。反転っぽい効果。
差の絶対値
ビビットライト
選択設定レイヤーの色にコントラストをギュンとさせて合成される。
明るい色を重ねるとより明るく、暗い色を重ねるとコントラストがよりキツく、つまりビビットな感じ?になる笑。
ビビッドライト
リニアライト
重ねる色に応じて明るさ増減調整して合成される。
リニアライト
ピンライト
選択設定レイヤーの色に応じて色を置換されるらしいけどイマイチよくわからん笑。
ピンライト
ハードミックス
選択設定レイヤーの色がギラべタっとした感じになる。白を選択設定レイヤーで重ねると反転、黒を重ねると下のレイヤーの色になるらしいけど私の環境だとならないっぽい笑
ハードミックス
除外
下にあるレイヤーと選択設定レイヤーの各色の数値が追加される。
(差の絶対値)に近い効果で、よりコントラストが低めに合成されにごったような色になる。
・重ねた色が白の場合反転黒の場合下のレイヤーの色が反映される
除外
カラー比較(暗)
下にあるレイヤーと選択設定レイヤーの色の数値合計(RGBの数値合計で比較)が低い方が採用される。
・比較(暗)との違いは、RGBの各チャンネル数値で比較か、RGB数値の合計で比較かのちがい
・カラー比較(暗)はRGBの合計数値で比較
色が混ざらない
→これはつまり白い空を青くしたいとか、夕焼けっぽくしたいなどの時、着色したい箇所以外が濃い場合にやや便利
カラー比較(暗)
カラー比較(明)
下にあるレイヤーと選択設定レイヤーの色の数値合計(RGBの数値合計で比較)が高い方の色が採用される。
(カラー比較(暗)の逆)
カラー比較(明)
除算
下のレイヤーの各色の値を設定レイヤーの明度で割るらしい。
・全体的に白っぽくなる
除算
色相
下のレイヤーの明度・彩度を維持して設定レイヤーの色相を適応
色相
彩度
下のレイヤーの明度と色相を維持して設定レイヤーの彩度を適応
彩度
カラー
下のレイヤーの明度を維持して設定レイヤーの色相・彩度を適応
カラー
輝度
下のレイヤーの色相・彩度を維持して設定レイヤーの輝度を適応
輝度
通過
これはレイヤーフォルダをさらに作ってやる場合ですが、そのレイヤーフォルダ内の色調補正レイヤー・合成モードをフォルダ外のレイヤーにも適応させられる設定。
通過モードレイヤーフォルダフォトショではグループレイヤーみたいなもので、グループレイヤーにも通過モードがある。

▶︎合成モードを設定する|CLIP STUDIO PAINT ユーザーガイド

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♥3、クリスタとフォトショの互換性での注意

上記の画像を見ていただければわかるかと思いますが、クリスタで合成レイヤーを使ったファイルをPSDファイルで保存して(レイヤーを維持したまま保存)それをフォトショで開いてもほとんど同じに見えます

ですが実は、、、

クリスタで、“覆い焼き(発光)”したものは、フォトショで開くと “覆い焼きカラー”(レイヤースタイルの透明シェイプレイヤーのチェックが外れた状態)で表示され、その状態で同じになる。
(フォトショの覆い焼きカラーのデフォ設定はレイヤースタイルの透明シェイプレイヤーのチェックがついてる→フォトショ内のみで覆い焼きカラーを設定すると違う結果になる。)
C覆い焼き(発行)からPで開くと覆い焼きカラー

クリスタで “加算(発光)”したものは、フォトショで開くと “覆い焼き(リニア)加算” (レイヤースタイルの透明シェイプレイヤーのチェックが外れた状態)で表示され、その状態で同じになる。
(フォトショ覆い焼き(リニア)加算ではチェックついてるのがデフォ→フォトショ内のみで覆い焼き(リニア)加算すると結果は変わる)
C加算(発光)-Pでは覆い焼き(リニア)加算

クリスタで “加算” したものをフォトショで開くと、“覆い焼き(リニア)加算” で表示され、その状態で同じになる。

レイヤースタイルはフォトショのレイヤーパネルのレイヤー右側をダブルクリックすると開く。)

つまり名称は違うけれどお互いの機能の中で互換性を調整して表示してくれています。

んが、、

クリスタの合成レイヤーで透明度をいじっている場合(透明度100%ではなく60%とかに薄くしてる場合)は、フォトショで開くと調整し直さないと同じには表示されない。

例えば、クリスタで加算(発光)、合成選択設定レイヤーの透明度をいじっているもの(60%)をフォトショで開くと、、、↓

塗りの不透明度

          ↓
上図のように、クリスタの加算(発光)で光を表現してる部分はそのままフォトショで開くと適応されてないのがわかる。。。
(※左クリスタ、右フォトショ)

なのでこれはフォトショのレイヤースタイル(レイヤースタイルはフォトショのレイヤーパネルのレイヤー右側をダブルクリックすると開く。)で調整する必要がある。↓

塗りの不透明度で同じにする

そのまま開くと上図のような設定になっている。

これの、不透明度のスライダーを100%にして、塗りの不透明度を60%に、(設定を逆に)すればだいたい同じになる。

 

トータルをまとめると、

クリスタの合成レイヤー効果と、フォトショの描画モードの効果は基本的にはほとんど互換性を保つことができていて、名称もほとんど同じである。

クリスタで透明度を設定してるものはフォトショのレイヤースタイルで不透明度の数値と塗りの不透明度の数値を逆に設定し直さないと同じに表示されない。

クリスタの “覆い焼き(発光)”
  ↓
フォトショの “覆い焼きカラー”(レイヤースタイルの透明シェイプレイヤーのチェックが外れた状態)のものと同じ

クリスタの “加算(発光)”
  ↓
フォトショの “覆い焼き(リニア)加算”レイヤースタイルの透明シェイプレイヤーのチェックが外れた状態)のものと同じ

クリスタの “加算”
  ↓
フォトショでは “覆い焼き(リニア)加算” で同じになる

という結果でした。

いろいろややっこしいのと、効果てきにはわかりづらいものも多いけれど、まずは大雑把に効果を把握して、どう使えるのかを分かっていきたいところです。

あと、フォトショとの互換性がかなり良いので、安心して作業できそうですよね。

いざという時に印刷物対応のファイルをすぐ作れるし、対応できるファイルにできるということですもんね。。。

やはりクリスタスバラシイ〜!!!

ってことで楽しいクリエイトをば!

しゃらんるわあぁあああ♥

CLIP STUDIO の PRO と EX って何がどう違うの?についてまとめてみた

イラスト、ペイントソフトはクリスタ?フォトショ?イラレ?

 

\(`^`)b

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