“傾き検知の必要性は高い!その差はデカイと感じた !!!“
ではいってみます。。。
❤︎1、ペンタブ,液タブでの『傾き検知機能』とは?
そもそもどんな表現がしやすくなるかイメージできてる?の件
◆『傾き検知機能』とは?
ペンタブ、液タブにおいて、描くとき、
『ペンの傾き』を検知して反映させてくれる機能。。。。
まぁ、読んで字の如し…
で、
◆そもそも『傾き検知機能』でどんな表現がしやすくなる?何が変わる?の件
それは、
◆デジタルのペンでも、
【デッサン的陰影ニュアンス】を出しやすくなる。
◆ペンや設定をいちいち変えずにそのままでも濃淡・陰影・強弱をアナログ感覚で表現しやすくなる。
というところ。。。。
もちろんそれだけではないのですが、ここは1つの大きなポイントに感じました。
これはペンタブの
『板タブ』『液タブ』どっちでも一緒。。。。
そもそも実際の活用のしどころイメージがわかりづらいと思うんですよね。。。
『傾き検知』があることによって、例えばどう表現の幅が広がるのかすぐリアルにピンと来てます?
どう?
来てない場合はその表現幅の可能性を知らないまま『必要ない』としてるってことになる。。。。
私も最初は、ペンを傾けて塗りの濃淡がしやすくなるのはわかるけど、いまいちピンと来ない部分、
リアルな活用シーンを明確にイメージできてない部分は多かった。。。
で、新たにペンタブ購入を考える際に色々なペンタブ液タブを実際に試しまくる必要性が出てきたので試しまくって遊んでいたのですが、
そのうちに、
『傾き検知機能有る無しの違い』って『大きくない?』と、
『あら?これは!?』と、その必要性に遭遇した。
ただ、傾き検知機能が備わっていなくとも、筆圧設定やブラシの設定、描き方などでカバーできるのも事実。
傾き検知がなくとも、自由で繊細な描画は普通に可能だったりします。
ざっくり言うと、
1ブラシ、1ツールでの表現の幅がぐっと広がり、
そのツール1つ自体でアナログ的な表現の幅が無理なく広がる。
というところが大きいかなと…
なのでもちろん、
描く人のスタンスや価値観などでその必要性は変わる部分でもある
以下の内容で自分にはあった方がいいかどうかチェックしてみてください….
❤︎2、傾き検知有無の違いがわかる比較動画
2-1、【傾き検知あり】で濃淡強弱を試してみた動画
◆Wacom Intuos Proの『傾き検知機能と筆圧のみ』で最初の設定を変えずに『表現幅をチェック』してみてる動画(1分28秒)↓
これは、ペンの種類やペンの太さ・筆圧・濃度・色など、最初に設定した全てを一切途中で変えずにザッと描いてみての感触を試してみてるものです。
※Wacom Intuos Pro:筆圧8192レベル / 傾き検知±60レベル
全く同じ設定のまま何の工夫もなくテキトーでも
『傾き検知と筆圧のみ』で最低これだけの表現幅はあるってことでもある。。。
描画はひどくテキトーですが 笑
設定もペンの種類も同じのを使ってるとは思えないほどの振り幅があることはわかると思う。。。↓
続いて、
2-2、【傾き検知機能ナシ】で濃淡強弱を試してみた動画
◆『傾き検知機能ナシ』、『筆圧のみ』で設定等変えずに濃淡・強弱を試してみてる動画(1分31秒)↓
これは『傾き検知ナシの板タブ』で試してみてるもので、筆圧はIntuos Proより全然低めのものなのでそこにも違いはありますが、
※Wacom Intuos Draw:筆圧2048レベル / 傾き検知機能ナシ
『傾き検知ナシ』だと、塗りの濃淡の表現は設定やペン・ブラシなどを変えないままだと、濃淡・陰影を表現しづらく、
設定やブラシ、濃度など調整しながら描いてく必要が出てくるであろうことはわかるかと思う。↓
つまり、
- 『傾き検知ナシ』だと、
鉛筆等で描くような『アナログ的ニュアンスの陰影感』は出しづらい。
- 『傾き検知あり』で活用できれば
『アナログ的ニュアンスの陰影感』をストレートに出しやすい。
という感触です。
❤︎3、傾き検知はデッサン的ニュアンスを出したい場合特に違いが出る
結果感じたのは、
無理せずに表現の幅や可能性を持っておけるということ。
実は以前、
フライヤーを作る際、イラストをメインに1色で軽い立体感を出し、デッサン調(描き込みすぎない程度に)での表現が合うかな、って時があったのですが、
『やっぱりデジタルだとほんとのアナログよりやりづらい』
というのを感じたことがある。
何でかなぁ…思ったようなニュアンスが出せないと….
アナログ感覚に近い陰影濃淡表現するにはじっくり試行錯誤や練習が必要に感じたので、とりあえず今回は手法変えようってなったことがある….
アナログでデッサン調に陰影表現する時って
鉛筆を寝かせてみたり、立たせてみたり、角度も使って当たる面積の量で影つけたりしやすいじゃないですか。。。
その自由度がないと、
やっぱりブラシの濃度や太さ、種類なんかをチマチマといちいち調整しながらやらなきゃならなくなってなんだかどうも不自然になりやすいというか….
感覚的になりづらいというか….
その時はただ、なんともむずかゆい感じなだけで、ペンタブの機能的なことなんてあまり頭になかったのですが、
ふと色々なグレードのペンタブ液タブで沢山遊んでみてその時初めて感じたんですよね、
陰影濃淡は『傾き検知機能の有無』がかなりのキモになってくるぞこれ!!!と….
いやもちろん描画力が一番重要なんですがね 笑………
例えるなら、
頑張れば出るキーってありますよね、歌で。。。
楽に出る高いキーと、無理して出してる高いキー 笑
『傾き検知機能の有る無し』で表現する場合、その違いに近いような感じもするというか。。。
『傾き検知ナシ』でもデッサン的ニュアンスの濃淡表現、陰影表現はできないことはないでしょうけれど、どこか違和感のある頑張りが出てしまう的な….
ナチュラルさ、スムーズさ、手軽さ、がかなり違うというか。。。。
もろ、描画力次第になるというか…….
そんな印象。。。
❤︎4、本当に傾き検知が必要のないスタイルとは?
上記の理由で、やっぱり『傾き検知の必要性は高い』
筆圧同様、私には断然あって欲しい機能と実感したのですが、
傾き検知機能がなくとも、陰影表現や繊細な表現はもちろん可能だし、
この機能がないペンタブでもリアルで繊細なイラストを描いてる方もたくさんいらっしゃると思います。
1ストロークごとにブラシの設定を変えながら丁寧に描画していけば結果は同じくできたり、それ以上の結果を出すのも可能だと思う。
塗り、太さ、濃度の設定を繊細に変えたり、ブラシ変えたり、にじませツール使ったりでも色々できるし、
ペイントソフトのレイヤーの合成モードを活用しても色々な陰影のつけ方ができるし…
▶︎クリスタのレイヤー合成モードの効果と使い方とは?フォトショと互換性もあるよ!の巻 参照
そして、
ベタ塗り系をメインに駆使して陰影表現していくスタンスの人や、均一な線でしか表現しないとかの場合は
当然『必要ない』と思う。
もっと言えば、
強弱の必要としないベタ塗り・均一で正確な線しか必要ない描画スタイルの場合、
『筆圧さえ必要ない』、かえってジャマですらある。。。
と思う。
なので、『傾き検知の必要性』は、
やはり、価値観、設定・調整力、描き方、描画スタイル、などによって変わってくる。
『目的・どう表現したいのか?』
『私,あなたがどうすれば描きやすいのか?』
が問われる部分に思う。
そこをはかるためにまずは『傾き検知でできること』その可能性を知っておきたいよね、
というところでした。。。。
ワコムのIntuos Proシリーズは、
『傾き検知:±60レベル、筆圧:8192レベル』で、
高い筆圧レベルと良質な傾き検知レベルを組み合わせた幅広い表現がストレートに可能になってる。
実際の描きごこちはいいし、安定の最上位グレード板タブ。↓
ペンタブの選択で表現の幅は無理なく広がる。
ワコムのペンタブは進化してます。
ワコムのペンタブ複数種類から特徴に合ったおすすめのまとめもチェックしてみてください。↓
『ワコムの液タブ』では全種類、高い筆圧と性能の良い『傾き検知』が備わってます。↓
板タブではワコムのIntuosシリーズも良いですが『傾き検知機能がない』。
Intuos Proなら液タブ同様、高筆圧&良質な傾き検知機能が備わってます。
そして、それ以外にもIntuosとIntuo Proの違いは結構ある。↓
ちなみに『傾き検知機能』はクリスタだと筆圧と共に各ブラシごと、
ブラシの中の項目ごとに設定カスタマイズできる↓
ってことで
楽しいクリエイトあれ!
しゃらんるあぁああああああ❤︎
コメント
コメント一覧 (2件)
すみません、使ってるイラストツールってなんですか?ワコムのIntuos Prを買ったのですが傾き検知機能がなかったので・・・
こんにちは、
私が使っているペイントツールは、CLIP STUDIO PAINTです。
ツールによってや設定によって『傾き』の設定が無効になってる場合もあるので、
その場合は、
CLIP STUDIO PAINTのブラシやペンなどの影響元設定パネルの『傾き』のチェックボックスにチェック入れる。
これで反映されます。
設定の仕方の詳しくは下記のページを参照してみてください↓
▶︎クリスタでの傾き検知設定と調整の仕方『自分に合う設定にカスタマイズ!』クリスタでの傾き検知設定と調整の仕方『自分に合う設定にカスタマイズ!』
CLIP STUDIO PAINT以外のペイントツールでも、『傾き検知の設定』が有効になるよう設定が必要なのが多いと思います。
(ツールごとに設定が必要なパタンが多いようです)
使っているペイントツールでの確認をしてみてください。