ペンタブメーカーは
Wacom、XP-Pen、HUIONなど色々ありますが、
局部的な情報が多くてメーカーごとの網羅された内容って分かりづらい……
特に『GAOMON』のペンタブって公式サイトから1機づつ見ていかないとよくわかんない。。。
が、価格もリーズナブルで結構穴場だったりもします…
なので今回は、
◆GAOMONのペンタブ、『板型タブレット』での全種類比較
をまとめておこうと思う。
選択肢の1つとしてGAOMONってどうなの?ってなった方のヒントになればなと思います。。。
GAOMONの『液タブ』については下記のページにまとめてるので液タブをチェックしたい方は覗いてみてください↓
❤︎1、GAOMONのペンタブ【板タブ】ではどれがいいか?の件【比較結果】
先に結果ですが、
GAOMONの板タブ(板型タブレット)の中では、
- M106K PRO
- M10K PRO
この2つが他のメーカー含めてもトップと並ぶ内容でおすすめに思う↓


理由は、
表現幅を左右する筆圧レベルは8192レベルと高く、
そして傾き検知機能も±60°と備わっていて、
描画の際の遅延に関わるレポートレート(読取速度)も266PPSと速い….
他のGAOMONの板タブより性能・機能が高く、
他メーカーの板タブと比べても劣らない内容だから……
表現幅や描きやすさの面を考慮するとこの2機がいいなぁと…
あとは
操作性に関わるプレスキーの好みでどちらかに分かれてくるかな、といったところ….
この2機で違うところはその
プレスキーと値段。
他の性能面は同じで、サイズもほぼ同じくらいです。
値段はM106K PROの方が今見たところでは安い。
ということでGAOMONの板タブの詳細内容、比較ポイントなどを見ていきたいと思います。
❤︎2、GAOMONの板タブの特徴と比較ポイントについて
基本、板タブの場合、液タブと違って選ぶ際の注意点は少ない
板タブの場合、詳しい機能や性能内容をがっつりチェックしなくとも、
- 筆圧レベル
(手の力加減で描画の太さや濃さの強弱を反映させられる振り幅的なもの) - 傾き検知機能の有無
(ペンの傾き加減で塗りの濃度や太さを反映させられる機能の有無) - サイズ
(自分の環境サイズに合うか) - プレスキーの数や有無
(本体にショートカットキーを仕込んでおける) - ペン
(充電不要の出来るだけ新しめの機種を選ぶ)
この辺りを把握して選択できれば特に問題ないと思うのですが、
できれば描画反映速度などに関わる機能なども把握しておくと自分のスタンスに合ったペンタブを見つけやすくなる。
その辺りで他のメーカーと比較などもしやすくなるし….
※機能・性能などを先にまず詳しくチェックしておきたいという場合は下記のページを参照してみてください↓

ということでまず、
GAOMON板タブの主な特徴
- 筆圧レベルは現在のペンタブ最高数値の8192レベルも多いがまだ低いものも混在してる
- ペン充電の要不要は混在している
- レポートレート(読取速度)は200pps〜266ppsで、問題ない速度
- ペン解像度は他のメーカー同様5080LPIで統一されてる
- 読取精度はXP-PenやWacomと比べると少しだけ低めでHUIONと同じ±0.3mm
(カーソルポジションのズレ感などにも関わる部分でWacomやXP-Penは±0.25mm)
- ショートカットなどを駆使できるプレスキー等は色々なパタンがある
- Android対応機器もある
(使うならOSバージョン,互換性などは要チェック)
- 中国のメーカーで値段は他の海外製のペンタブの中でも安い方
ペン解像度や読取精度はGAOMON板タブ内で統一なので、GAOMON内の比較ではポイントになはならない。
ただ、他社と比較するときにはそこもチェックしておきたいとこ…
GAOMONの板タブ内で比較するとき見るべきポイント
- 筆圧レベル
- 傾き検知機能の有無
- ペン充電の要不要
- 読取速度
- 描画可能エリアサイズ/本体サイズ
- プレスキー数
- 接続ケーブルなどの付属品
- Android対応
- 値段
この辺りは見ておきたいポイントになってくるかなと….
で、
GAOMONに限らず、
ペンタブには『傾き検知機能』って備わってないものもかなり多い…
傾き検知があるかないかで1設定で絵を描く表現幅はかなり違ってくるので、
当然備わってる方がいいですが、
そこで値段も結構違ってきます。
個人的には断然必要で欠かせない機能と感じるようになり、
現在私は傾き検知機能のあるものを使ってますが、
なくても豊富な表現ができないわけではないので、
コストがっつりおさえたいからとりあえずナシでOKというのもアリとは思う。。。
自分のスタンスに必要かどうかよくわからんという方は以下のページでチェック&判断材料にしてみてください↓

1-1、GAOMONの板型タブレットの種類
GAOMONの板型タブレットの種類についてですが、
上から下へ値段の安いものから順に記載してみました。↓
- S56K
- S620
- M106K
- M106K PRO
- M10K(2018)
- M10K PRO
の6種類ほどが公式サイトに現在存在します。
値段は4千円代〜7千円代…
(※時期により変動する場合があるので目安としてです)
頭文字のSとかMはサイズ、数字は描画サイズのインチに関わるものっぽい…
1-2、『GAOMON S56K』の特長と比較ポイント
S56Kの特長
- 筆圧2048レベル(現代ではもう低め)
- ペンは単4電池が必要(最新ではバッテリーレス/充電不要が普通)
- 傾き検知機能なし
- 読取速度200pps記載や233pps記載
(海外製では低めだけど遅くはない数値) - プレスキーなし
- 本体がマウスパッドのように薄くペラペラしてる
- ペンタブサイズとしては小さめな方
などで、わりと旧モデル的な位置なのかなと…
S56Kの比較ポイント
S56Kは絵描き用というより、マウス代打的な要素に近い印象….
そして公式サイトには存在しますが、Amazonでは見当たりませんでした。
なので以降比較からは除外していきますね…
1-3、『GAOMON S620』の特長と比較ポイント

S620の特長
- 筆圧は8192レベルと高い
- ペン充電不要
- 傾き検知機能なし
- 読取速度266ppsで高数値
- プレスキー4つ
- サウスポーでもいけないことはない
- Android対応あり
- ペンタブサイズとしては小さめな方
Wacomのペンタブで言えばIntuosのSサイズ的なポジションのペンタブですが、
筆圧レベルも読取速度もIntuosより上の数値ではある….
S620の比較ポイント
筆圧・読取速度や、対応面ではいい感じですが、
傾き検知なし、小さめ、プレスキーも最小限というところだけど、
『筆圧での強弱表現』と『描画の追従速度は重視』で
『とにかく安いのが欲しい』という場合なら
他のメーカーと比べてもかなり良いと思う。
4千円代
(※価格は変動することがあります)
1-4、『GAOMON M106K』の特長と比較ポイント
M106Kの特長
- 筆圧2048レベルと低め
- ペン充電必要
- 傾き検知なし
- 読取速度233pps
- プレスキー12+ファンクションキー16
- サウスポー対応あり
- サイズは中型
M106Kの比較ポイント
筆圧も低く、ペン充電も必要で傾き検知機能なし….
サイズがMでプレスキーが充実してるというだけで、
性能面ではS620より下なのに値段が高い…
5千円代
(※価格は変動することがあります)
ペンタブ界全体で見ると値段は確かに高くないんだけども、
正直これを選択するメリットはあんまりないように感じる…….
多分旧モデルなんじゃないかな……..
なんでM106も以降比較から除外していきます。
1-4、『GAOMON M106K PRO』の特長と比較ポイント

M106K PROの特長
- 筆圧8192レベルと高い
- 傾き検知機能あり(±60°)
- ペン充電不要
- 読取速度266ppsと速い
- プレスキー12+ファンクションキー16
- Android対応あり
- サイズは中型
M106K PROの比較ポイント
筆圧も最高だし傾き検知もあるし描画追従速度面も速いしプレスキーも充実してるという網羅型なんで
内容は素晴らしいと思う。
値段もこの性能でかなりコスパ高い。。。
6千円代
(※価格は変動することがあります)
強いて言えば見た目がなんとなくゴツイ?笑
1-5、『GAOMON M10K 2018』の特徴と比較ポイント

M10K 2018の特長
- 筆圧8192レベルと高い
- 傾き検知なし
- ペン充電不要
- 読取速度233pps
(高めだけどGAOMONで最高は他メーカーと同じく266pps) - プレスキー10+1タッチリング+ラウンドキー
- サウスポー対応あり
- Android対応あり
- サイズは中型サイズ
M10K 2018の比較ポイント
筆圧レベルが高く、プレスキー等も充実していて、価格も安いのでいい感じだけど…
傾き検知がないという点。。。
これのPROバージョンもあって(M10K PRO)値段も少ししか変わらないのでどうせなら
性能が揃ってるPROの方がいいかなと…..
6千円代
(※価格は変動することがあります)
1-6、『GAOMON M10K PRO』の特徴と比較ポイント

M10K PROの特長
- 筆圧8292レベルと高い
- 傾き検知機能あり(±60°)
- ペン充電不要
- 読取速度266ppsと速い
- プレスキー10+タッチリング
- Android対応あり
- サイズは中型
M10K PROの比較ポイント
M106K PROと同等で、GAOMONの板タブの中で性能が網羅されて高い機種なので、
あとはサイズ感やプレスキー等の好みによるところかなと….
見た目もすっきりしててタッチリングもあり、WacomのIntuos Proっぽいニュアンスな感じ…
GAOMONの板タブでは今のとこ一番値段が上だけど、
7千円代
(※価格は変動することがあります)
この性能内容&サイズでこの価格って…..
❤︎2、GAOMONの板タブ性能比較表
GAOMONでの板タブを比較表にしてみました↓
※価格は変動します。
機種名や画像クリックでAmazonに飛べ、リアルタイム価格をチェックできます。
GAOMON | ||||
---|---|---|---|---|
機種 \ 性能 | S620 | M106K PRO | M10K 2018 | M10K PRO |
筆圧 | 8192 | 8192 | 8192 | 8192 |
傾き 検知 | – | ±60° | – | ±60° |
ペン 充電 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
読取 速度 | 266 pps | 266 pps | 233 pps | 266 pps |
ペン 解像度 | 5080 lpi | 5080 lpi | 5080 lpi | 5080 lpi |
読取 精度 | ±0.3 mm | ±0.3 mm | ±0.3 mm | ±0.3 mm |
キー | 4 | 12+ F16 | 10 +タッチリング +ラウンドキー | 10+ タッチリング |
サウスポー | ○ | ※ | ○ | ※ |
And roid | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイズ (約/ mm) | 211x 174x 8 | 359x 240x 10 | 359x 240x 10 | 359x 240x 10 |
描画エリア (約/ mm) | 165x 101 | 254x 158 | 254x 158 | 254x 158 |
接続 | マイクロ USB | ミニ USB | マイクロ USB | マイクロ USB |
性能 / 機種 | S620 | M106K PRO | M10K 2018 | M10K PRO |
※記載なし
上記の4機種は、性能的に高いものを残して比較してみましたが、
サイズがSサイズでよくて傾き検知機能いらない、ショートカットキーの本体操作が4つで十分という方なら、
『S620』が安くて狙い目…
Mサイズが良くて性能網羅が良いいなら、
『M106K PRO』か、『M10K PRO』ですね。
『M10K 2018』は傾き検知なしで読取速度233pps(遅くはないけど最高数値ではない)…
そしてがっつり安いというわけでもない(安い方ではあるけど)ので、狙い目ってほどではない。。。
そんなところです。
❤︎3、GAOMONの板タブと他メーカー板タブの比較
ペンタブといえばWacomですが、Wacomは比較的値段が安い方ではない…
なので海外製の安いペンタブに目が行きますよね…
そこでGAOMONであったり、XP-Pen、HUIONであったりが主要メーカーになってくる。。。
その中でも、性能面で同等に近い機種と比較してみても、
GAOMONのお得感は結構高い。。。
3-1、GAOMON板タブM10K PROと他メーカーの性能比較
GAOMON M10K PROとM106K PROの性能はほとんど同じなので、
GAOMON M10K PROと他メーカーで同等の板タブ性能の比較表を作ってみました↓
※価格は変動します。
機種名や画像クリックでAmazonに飛べ、リアルタイム価格をチェックできます。
機種 \ 性能 | GAOMON M10K PRO | Wacom Intuos Pro M | HUION Inspiroy Dial Q620M | XP-Pen Deco Pro M |
筆圧 | 8192 | 8192 | 8192 | 8192 |
傾き 検知 | ±60° | ±60 レベル | ±60° | ±60° |
ペン 充電 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
読取 速度 | 266 pps | 200 pps | 266 pps | 200 以上 |
ペン 解像度 | 5080 lpi | 0.005 mm 5080 lpi | 5080 lpi | 5080 lpi |
読取 精度 | ±0.3 mm | ±0.25 mm | ±0.3 mm | ±0.01インチ ±0.25 mm |
キー | 10+ タッチリング | 8+タッチリング +マルチタッチ機能 | 8+ダイヤル コントローラー | 8+ ダブルホイール |
サウスポー | ※ | ○ | ※ | ○ |
And roid | ○ | – | ○ | ○ |
サイズ (約/ mm) | 359x 240x 10 | 338x 219x 8 | 375X 220X 8 | 399X 227X 16 |
描画エリア (約/ mm) | 254x 158 | 244x 148 | 266X 166 | 278X 157 |
接続 | マイクロ USB | USB 2.0 ワイヤレス 可 | USB-C | USB-C |
性能 / 機種 | GAOMON M10K PRO | Wacom Intuos Pro M | HUION Inspiroy Dial Q620M | XP-Pen Deco Pro M |
※は記載ナシ
上記の中ではGAOMON M10K PROがダントツで安い……
性能数値的には極端な差はないのに値段の差は結構ある….
あえてポイントにするなら、
読取速度と読取精度でしょう。。。
▶︎読取速度は描画の際の追従感に差が出てくるところですが、上記の数値は200pps〜266ppsと経験上全部問題ない速度なので特に気にするまでもないように思います。
んが、より性能が高いほうが良ければ、266ppsがいいでしょう…
▶︎読取精度は、カーソルポインタのズレ感の振り幅的なもので誤差は少ない方がいい。
GAOMONは±0.3mmと、WacomやXP-Penよりは誤差がありますが慣れでカバーできる程度かなと….
3-2、GAOMON S620と他メーカーの板タブ性能比較
傾き検知機能がなくていいなら、
GAOMON S620もわりといいとは思う…
なので他メーカーと性能比較してみました↓
※価格は変動します。
機種名や画像クリックでAmazonに飛べ、リアルタイム価格をチェックできます。
機種 \ 性能 | GAOMON S620 | Wacom Intuos S | HUION HS610 | XP-Pen Deco01 V2 |
筆圧 | 8192 | 4096 | 8192 | 8192 |
傾き 検知 | – | – | ±60° | ±60° |
ペン 充電 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
読取 速度 | 266 pps | 133 pps | 266 pps | 最大 200 rps |
ペン 解像度 | 5080 lpi | 0.01mm 2540 lpi | 5080 lpi | 5080 lpi |
読取 精度 | ±0.3 mm | ±0.25 mm | ±0.3 mm | ±0.01インチ ±0.25 mm |
キー | 4 | 4 | 12+16F+ タッチリング | 8 |
サウスポー | ○ | ○ | ○ | ○ |
And roid | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイズ (約/ mm) | 211x 174x 8 | 200X 160X 8 | 350X 211X 8 | 351X 217X 8 |
描画エリア (約/ mm) | 165x 101 | 152X 95 | 254X 158 | 254X 159 |
接続 | マイクロ USB | 標準 USB | マイクロ USB | USB |
性能 / 機種 | GAOMON S620 | Wacom Intuos S | HUION HS610 | XP-Pen Deco01 V2 |
上記も値段を抑えられたモデルばかりで、手軽にデジ絵を始めるのにぴったりのばかり…
その中でもGAOMON S620は4千円代と上記の中でもグンと安い….
❤︎4、GAOMONの板タブってどうか?比較まとめ
もうここは個人の目的の違いにもなってくると思うけれど、
『M10K PRO』や『M106K PRO』なら性能と価格で見てコスパ高いのでアリに思う。
性能・機能が網羅されてるのに他メーカーと比べても安いし….
ただ、安いということはパーツや組み方でもコスト削減してるはず…
なので耐久性や安定感も安心!とまではいかないのかなぁと…
どちらにせよ、『性能や機能も高く』そして
『安く』を求めるなら
ワコム以外の海外メーカーになってくる….
その中でこのGAOMONは穴場的狙い目のメーカーかなと….
ただ、
『長く使い倒したい・メイン機器として表現幅を広げていきたい』が目的なら、
やはりワコムはおすすめに思うです….↓

で、
XP-Penの板タブは?Huionの板タブは?
ってなりますよね…
その辺りも詳しくまとめてるのでチェックしてみてください↓


ってことで
楽しいクリエイトあれ!
シャランルアぁああああああああああ❤︎
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