今更CDの話し?と想う方も多いかもしれない
でも、“リアルな物質の価値” として、CDは根強い力を秘めてもいると思う
そのCD製作について “製作コスト削減の話” です
〜〜項目〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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❤︎1、CDプレスの目的は何か
CDプレスなどは普通にちゃんとやろうと思うとかなりの資金が必要になってきますよね………..
まあ、裕福な環境にあれば話は簡単ですが、通常そうもいかないと思う
何となくじゃあCDでも作っておく?っていう時代でもないと思うし…………
CDにする目的はなんでしょうう?
・自己満足のため
・売るため、収入を得るため
・宣伝するため
・経験のため
・ニーズに応えるため
などなど色々あると思う
CDリリースを収入源にしていないのであればそこらへんの感覚があいまいになりやすいかもしれない
でも実際、CD製作ってかなりコストがかかるし、時間も結構かかるので、
目的や最初の趣旨をはっきりさせておいた方が後々楽です
そう、
思った以上に大きくお金がかかる笑
▷CD製作にかかる費用について
目的が売るためで、そのためのクオリティ・完成度であればお金がかかることはしょうがない
でも、作ること、良いと思うものをカタチにすること、今を凝縮したカタチを浮き彫りにすること、音源を誰かに届けること、
などが目的の場合、コスト削減は結構できる
コスト削減するにあたって、この目的と妥協点を明確にしておく
というより、
目的と妥協点を明確にしておけばコスト削減できる
ということですよね,,,,
❤︎2、CD製作コスト削減法
つまり、クオリティを無視して全部自分でやればコストはばっくり削減できますw
いや、当然そうですがね、笑
でも、録音ミックス、デザイン、プレス、宣伝、それらすべてやるにはそれぞれの深い領域まで忍び込まなければならないし、
クオリティを無視すれば全部自分でできるのかというとそれはかなり違う
なので、全部自分一人でやるのはあまり現実的じゃない
そこで、作業工程の中で、自分でもできそうなことは何か?を探ってみる
例えば
・全パートの演奏を自分でやる、またはトラックを打ち込む(サポート依頼料の削減)(もしくは誰かに無償でお願いする笑)
・自分のDAWソフトで録音(レコーディング)する
・Mixやマスタリングを自分でやる
・ブックレットデザインを自分でやる
・CD複製を自宅でやる(CDプレスを自分でやる)
このうちのどれか1つやるだけで、トータルの価格は結構変わる
または逆にどれかもっとも大事なところのみしっかり投資して他は自分でなんとかする
というスタンスにすれば大幅にコスト削減できる
*音源に関わる部分としての思考
バンドの場合はサポートメンバー料がかからないので、
さらに、レコーディング時間をカツカツに搾り上げることができるようにしておくとかも手だと思う
つまり1発録りに近いやり方ができるくらい練習しておくことは重要かなと….
で、この中の作業で重要だと思うポイントは
“録音(レコーディング)” だと思う
ここが一番大事な部分で、他は後でどうとでもなるといえばなる
(私の感覚ではですが、、)
でも録音が満足にできていなければもうどうしようもない
なので、信頼の置けるエンジニアにお願いして、レコーディングにはある程度時間とお金をかけられるのがベストだと思う
で、MIXやマスタリングは逆に自分のソフトでもできなくはない
ちゃんと録音され、良いテイクが残っているのであれば、あとはそれを活かせばいいだけだ
というか本来はそれのみな気がする
もちろんMixやマスタリングはテキトーでよくて誰にでも出来ると言っているのではないですよ
でもちゃんと録音さえ良いテイクで録れていれば、核は伝わる
スッッピンで素敵ならメイクテクニックがほとんどなくとも基礎的なものでなんとかなる
完璧を求めて生み出さない、完璧な状態でなければカタチにしないというのも、それはやり方としてありかもしれない
でも
今回のテーマは完璧なもので伝える素晴らしさではなく、
“核のみ生かす” そして “妥協できる点を見つけてコスト削減する” をテーマに私の主観で書いてみました
皆さんはどうでしょうう?
*究極にコスト削減したいなら
あと、究極なのが録音や音源に関わること全て自分でやってしまうのも手だと思う
かなりキツイけど笑
私は2曲以外全部自分でやり、かなりのコスト削減をしましたが、その真意は、
・録音に時間をかけざるをえなかった
・自分のその時の実力で全パートを決められた時間内にやるならやっつけトラックになってしまうことが明らかだった
(莫大なレコーディング時間が必要になってしまうことが明らかだった)
・とにかく、誰かのためや、誰かの価値観でやるのではなく、100%自分のエゴで作ってみたかった
だから自分の好きな時間に、好きなだけ取り組むために自分でやった
DAWソフトと、illustrator と 根性とエゴがあればできます笑
う〜〜んまぁあんまりおすすめできないけれど、笑
間違いなく良い経験になりました
自己満足のためや、自分のために製作したいならオススメかもしれない
ただ、
仕事と捉えてやる場合、時間的ロスが大きすぎるので割り切ってそれぞれ専門のプロに委ねた方が圧倒的に合理的ですよね………
*音源以外の部分での思考
この中で通常畑違いの作業で特に他者に委ねた方がいいのは、デザインであり、印刷であり、プレスにあたる部分に思う
そこを他者に委ねるともちろんコストはかかるけれど、関わったつながりは領域の違う場への宣伝効力もある
意外にも購入してくれたり、宣伝してくれたりする
そういったつながりはお金では買えないありがたい横のつながりになりうる
デザインが好きで経験があればまぁデザインもやっちゃえる
でもフォトショやイラレが必要になってくる
そこでそれらを入手して自分でやるのがお得か、依頼してしまうのがお得かは考えなくともわかる
ただ、これからも定期的にバンドのデザインを担当するのであればそこに投資した方が早い場合もあるとは思うけれど…
ちなみにデザインも私は自分でできる環境にあったのと、経験があったのでやったんですが、ここはあえて他者に委ねた方が面白かっただろうなと思っている
写真は自撮りでマシにできる気がしなかったので頼みました笑
写真は@tomocheeee623ですw
最後にプレス ですが、これってPCで1枚1枚自分で複製することも可能ですよね笑
でも想像するだけでイヤです笑
PCもぶち壊れそうだし笑
ただ、10まいくらいの限定物だったら逆にいいかもですよね,,,
プレスや印刷だけなら単価を低くできるオンラインサービスなども今では無数にあるので、調べればもっとぐっと削減できるのかもしれない
トータル的に言うと、
自分でやること、やらないことをしっかり明確にしておいて、自分がやるべきことだけやる
ということがコスト削減につながるよなぁと思う
*クオリティを重視するのか
*フィーリングや核を重視するのか
*とにかくとりあえず作るのか
どれなのかによって価格は大きく変わってしまう
で、クオリティを重視してフィーリングも大事であれば
自分の能力を大幅に上げなければコスト削減はできない
コスト削減はつまり、
いい意味での妥協点を明確にすればいいということになる…….
そう思う…………..
てことで楽しい音源制作をば!
しゃらんるああぁあ❤︎
▷録音・MIX・マスタリングを自らやる場合の意識すべきスイッチポイント
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