ワコムの液タブは色々ありますが、選ぶ際の価格的な壁 …により、
- Wacom Cintiq
- Wacom Cintiq Pro
この2シリーズの違いって気になってくるかと思う…
ってことで今回はその差はなんなのか?を突っ込んでチェックしまくってみました。
ワコムの液タブは複数の種類で何回も描き味を試したり、仕様も調べまくり、ワコムさんに問い合わたりもした結果のまとめとなります!
◆Wacom Cintiq と Cintiq Pro の違い総まとめ
です!
ちなみに私はこんなデジ絵描いてます
▶︎REACH_rh イラスト・グラフィック
❶.Wacom CintiqとCintiq Pro 性能面の主な違い
◆CintiqとCintiq Proの違い
違いの項目↓ | Cintiq↓ | Cintiq Pro↓ |
---|---|---|
視差低減加工の有無 | なし | あり ダイレクト / オプティカルボンディング |
マルチタッチ機能の有無 | なし | あり |
エクスプレスキーの有無 | オプション | 付属や内蔵 |
色域カバー率・規格 | sRGBで高め | Adobe RGBやDCI-P3で高め |
カラーキャリブレーター対応 | 非対応 | 対応 |
応答速度 | 標準的 | 速めのあり |
モニター解像度 | 標準的 | 高い |
※細かい数値的な全比較を先にチェックしたい場合はこのページ下の方の、
▶︎❸.CintiqとCintiq Proの全種類性能比較表 参照
- Cintiqでは『視差』『色再現対応』『タッチ機能』などの面でCintiq Proより劣り、
- Cintiq Proではそれらをよりシビアなプロの現場でも対応可能な内容になってる。。。
ということで各内容の詳細 ↓
◆【視差】ダイレクトボンディング・オプティカルボンディング加工有無の違い
Wacom Cintiq Proシリーズでは、
液晶タブレットでのペン先の位置と描画位置のズレ(視差)が超最小になっています。
画面に『ダイレクトボンディング』や『オプティカルボンディング』という特殊加工技術が採用され、
より思い通りの位置に描けるようそのズレは限りなく0に近い状態で構成されている。
より詳しくは
▶視差軽減加工【ダイレクトボンディング・オプティカルボンディング・フルラミネーションディスプレイ】参照
これはProシリーズのみで、
Cintiqシリーズは価格をおさえるために、あえて採用されてません。
描きごこちを試してみた感触としては、
Cintiq Proは『視差』をぜんぜん感じませんでした。。。
この、ペンと液晶上でのピシャッと感、安定感は、Cintiq Proシリーズならではのクセになる大きな特長・魅力の1つに違いない部分。
特にじっくり描いてみるとその本当の描き心地の良さがじわじわ来る感じ…
Cintiqは近づいて横から画面を見ると、ペン先を置いた位置と描ける結果の間にほんのり隙間があるのがわかります。
超薄〜い空気層?透明な隙間を隔てるような感じ。。。
でも、正面から描いてるぶんには気にならないというか、最初は気付かなかったという程度のものでした。
ただ、Cintiq Proと描き比べたり、Cintiq Proでガンガン描いてからCintiqで描いてみると、
そのわずかなズレ感は確かにある、と、把握できるようになってきます。
この特殊加工がある方が当然、描画の安定感はグッと良くなる。
これを必須に感じるかどうかは、
この加工ありきのハイクラスモデルを使いこんできてそれに慣れてしまっているかどうかが大きいところに思う
また、予算が許すのなら、当然最高の環境にした方がいいに決まってはいる。。。
◆【タッチ機能・プレスキー】有無の違い
Cintiq↓ | Cintiq Pro↓ | |
タッチ機能 | ー | 〇 |
エクスプレスキー | 別売オプション | 同梱タイプと内蔵タイプ ※旧Cintiq Pro16は別売り |
画面上を触ってズームしたり動かしたりできる『マルチタッチ機能』も、人によって要不要はパッカリわかれるところ。
なくても大きな支障につながる部分ではないように感じますが、直接画面で動かせるのはやっぱり便利ではある。(誤動作しないようにを意識してると結構肩こるけど笑)
『エクスプレスキーリモート』は、
ショートカットキーをカスタマイズして割り当てたりなどができる本体とは別のリモート。
なくともPCのキーボードで代用できる部分もあるけど、
Cintiqでエクスプレスキーリモートが欲しい場合はオプションで導入となる。
Clip Studio使ってる人はコレ使ってる人多い↓
◆【色域】の違い
『色域』とは
その機器での色セットの方向性や表現幅・基準色域の再現力になってくる部分。
プロの現場で絵を納品・入稿するにあたって意識が必要になってくる部分ですが、
Cintiq Proの方は基本色セット幅が広い↓
◆CintiqとCintiq Proの『色域カバー率』比較表
Cintiq | 16 | sRGB 96% |
22 | ||
Cintiq Pro | 13 | AdobeRGB 87% |
16 | AdobeRGB 90% | |
17 | DCI-P3 99% Adobe RGB 88% |
|
22 | DCI-P3 99% Adobe RGB 95% |
|
24 | AdobeRGB 99% | |
27 | DCI-P3 98% Adobe RGB 99% |
|
32 | AdobeRGB 98% |
- Cintiq →sRGB96%
- Cintiq Pro→AdobeRGBやDCI-P3で87~99%
ワコムの液タブではそれぞれ、基準規格の種類とその『色域カバー率』で記載されている。
ワコムで採用されている色の基準規格は、
- 国際基準規格『sRGB』
- Adobe規格『AdobeRGB』
- アナログカラーTV規格『NTSC』
- デジタル映像系規格『DCI-P3』
このあたり。
(※sRGBは国際基準規格だけど、AdobeRGB規格の方が色表現の幅は広い。
NTSC表記は色域規格としては表現幅は狭くなく、AdobeRGBにも近い感じもあるのですが、どちらかと言えば映像制作向けなので、静止画像を扱う場合はAdobeRGBでカバー率で高めなのが理想)
最新のCintiq Proモデルは『DCI-P3』になってきています。
『DCI-P3』は、アメリカ映画業界のデジタル映画投影用の一般的なRGB色空間で、ワコムの液タブでも、映像系対応への移り変わりに合わせてきてる印象。
基準に近い色のモニター環境にしたい場合・他の環境での色のギャップを少なくさせたい場合、などには重要な部分。
色再現にシビアな対応が必要な現場などには重要な部分と思う。
特に、印刷媒体へも対応が必要な場合は、考慮必須になってくることが多い。
ここもCintiq Proの上位機種は優れた数値。。。。
※『色域カバー率』などについて詳しくチェックしたい方はこちらを参照
▶︎❤︎8、色域
実際モニターした感じでは、Cintiq、Cintiq Pro 全種両方とも(ハイスペック含めて)、
発色がギラっと良い、という感じではなく、
むしろふわっと柔らかく、全体的に少しアンダー気味で
クセがないスッピンな感じ…
色使いの基準となるベースセットになるので当然といえば当然か。。。
Windowsのビュアーなど、通常の観賞用モニターなんかは実際よりも明るめだったり、盛って表示されてしまって素の色がわからない状態だったりするので、
液タブ本体が基準規格のカバー率高めで表示してくれるなら助かる部分でもある。
◆【カラーキャリブレ】対応の違い
Cintiq Proは『色調整対応の融通』もきかせやすい。
基準規格での色セット環境をできるだけ正しく準備&持続させるためには重要になる部分。
- 【Cintiq Proシリーズ】
→色調整できる専用の機器、『カラーキャリブレーター』である、ワコムの、WacomカラーManager (eodis3-dcwa) を導入しての対応が出来る。
- 【Cintiqシリーズ】
→『ワコムカラーマネージャー』は使えない…….
※『カラーキャリブレーション』の対応についてはワコムさんにも問い合わせてみたことがある。
種類の違う他メーカーのキャリブレータの対応は、できないとは言い切れない、もしかしたら可能なものもあるのかもしれないけどわからないとのこと。。。
基本的にはモニターでの専用の機器との互換性を指定されているものなので、わからないってことは多分無理の可能性が高い。
なので、出力先のモニターでカラーマネジメントできる専用機を準備するのが本当はベストとなってくる。
これもメーカーによって互換性を把握する必要があるので、私はEIZO&EIZO ColorEdgeを使っています。
他にも、色々あり、各メーカーに合わせた専用の機器が必要。
Cintiq自体でも『ディスプレイ設定(色の設定)』で
- 色合い
- 彩度
- 輝度
などをスライダーで、『手動調整』、『目視』で合わせることはできるにはできる…
そして、工場出荷時の状態ではカラーキャリブレされてはあるので(これもワコムさんに確認済み)最初から大きなズレが生じているわけではない。
ただ、カラーセットは、専用の測定器で基準規格に合わせた調整を定期的にしないとズレまくってくるので注意が必要ということ。
また、モニターが置かれる環境(明るさや光が入る位置)などによって左右される部分もあり、
基本的には使うその環境下全体で調整する必要がある。
この辺りは本格的・厳密な環境がどこまで必要なのかによっての部分かと….
◆【応答速度】の違い
ペンでの追従感に関わる部分で、基本的にはProのほうが追従感高く、安定しています。
『応答速度』とは、線画含め画面に描くときの色ノリ、色の移り変わりの追従速度。
描画時の『遅延』に関わってくる部分。。。
数値が小さいほど描画追従速度は速くなる。
これはどの機器で比較するのかによって変わりますが、以下のように数値的にもProが優れています。
◆ Cintiq と Cintiq Pro の『応答速度』一覧
Cintiq | 16 | 25ms |
22 | 22ms | |
Cintiq Pro | 13 | 30ms |
16 | 現行モデルは30ms 旧モデルは25m |
|
17 | 8ms | |
22 | 12ms | |
24 | 14ms | |
27 | 10ms | |
32 | 8ms |
- Cintiq→25~22ms
- Cintiq Pro→30~8ms
『応答速度』について詳しくチェックしたい場合は、
▶︎❤︎4、応答速度・読取速度・反応速度・レポートレート(ms/PPS/RPS)参照
応答速度の違いは、CintiqとCintiq Proでの違いというより、色域カバー率と同じく
「各モデルごとに違う」ので、個別にそのモデル全体バランスでの違いを把握しておきたい部分。
CintiqとCintiq Proの場合、もともと全体バランスが良いので、25ms以上あればスムーズに描けて、それ以上速くなればなるほど、どんどん安定していき、より快適になる、という体感。
数値が小さいほど速度は速くなる。です。
そもそも描画での『追従感・遅延感』は、
応答速度の他、
本体の
- 視差
- 読取分解能・読取解像度
- 読取精度
- リフレッシュレート
更に、
- PCスペック
- ファイルの解像度
- ブラシサイズ
- モニターのリフレッシュレート
- 扱うソフト
- 接続関連
などの複合的要素でも体感速度は変わってきたりするので、ここの数値だけでは判断しずらい面もあるのですが、
環境が同じ場合、数値での遅延感の違いは、結構モロに差が出てくる部分でもあるので、選ぶ際は把握必須に思う。
◆【表示最大解像度】の違い
◆CintiqとCintiq Pro 最大解像度の違い
Cintiq→ | FHD 1920×1080 |
Cintiq Pro→ | 4K 3840×2160 |
単純には、Cintiqでは4K出力できないってこと。
私個人では「24インチモニターでFHD1920x1200」も使っているのですが、これだと表示の粗さ、解像度不足をやや感じます….
逆に13型に対して解像度が2560×1440の場合、文字小っさ!ってなったりしました笑
Cintiq、Cintiq Proの場合では、どれも適正に近い感じですが、
Cintiq 22サイズでのFHD1920x1200が、ギリラインかと思う…
突っ込んでチェックしたい方は、
❷.CintiqとCintiq Proの選択ポイント
単純には、プロですでに活躍されてる方にも十分対応できうる機種を望むのかどうか、
どこまで予算をかけられるのかどうか、なのですが…
◆対応幅と安定感重視ならCintiq Pro
上記の違いにあるように、Cintiq本体だけでは「基準規格によせた色再現」の対応は難しくなってくる。
手動で基準に近い色に合わせるのは、はっきりいって無理に近い。。。
どのみち外部モニターはカラーマネジメントモニターが必要になってくるにせよ、
「液タブ本体でも統一させた基準カラーセットのなかで直接描く」ほうが着地も早く安定させやすいのには違いない。
そして、視差を低減する特殊加工のあるCintiq Proの「描画時の安定感」もやはり素晴らしい。
一段階上の腰を据えた安定環境に大きく変えたいのだとしたら、選ぶ価値はあるように思う。
◆値段とのバランスではCintiq16
誰もがトップクラスモデルによだれが出るかと思うが、
そんな中で、描きやすさのバランスをキープしつつ値段をぐっと抑えられる、
【Cintiq 16】は注目のおすすめ液タブ↓
液タブデビューにはこれこそ狙い目に思う。。。
ただ、上記のように、『色セット調整』『正しい基準値での色再現』の部分では強くない。
そこは把握しておきたい部分で、色再現も重視するなら外部モニターもちゃんとしたものにしたほうがいい。
❸.CintiqとCintiq Proの性能比較表
全体での比較チェックに利用してみてください。
◆【Cintiq16とCintiq Pro16,17】の性能比較
機種 Amazon▶ | Cintiq 16 | Wacom Cintiq Pro 16(旧) | Wacom Cintiq Pro 16 (2021) | Wacom Cintiq Pro 17 |
---|---|---|---|---|
ペン | ProPen2 | ProPen2 | ProPen2 | ProPen3 |
筆圧 | 8192 | 8192 | 8192 | 8192 |
傾き検知 | ±60 | ±60 | ±60 | ±60 |
応答速度 | 25ms | 25ms | 30ms | 8ms |
色域 | sRGB96% NTSC72% | 90% Adobe RGB | 98% Adobe RGB | 99% DCI-P3/ 88% Adobe RGB |
読取分解能 | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) |
視差低減加工 | ー | ○ ダイレクトボンディング | ○ オプティカルボンディング | ○ オプティカルボンディング |
視野角 | 176° | 176° | 176° | 170° |
プレスキー | オプション | オプション | 8 | 8 |
タッチ機能 | ー | ○ | ○ | ○ |
本体サイズ (mm) | 422x 285×24 | 410x 265×17 | 410x 266×22 | 424x 253×21 |
表示サイズ (mm) | 15.6型 344×193 16:9 | 15.6型 344×194 16:9 | 15.6型 344×194 16:9 | 17.3型 382X215 16:9 |
最大解像度 | フルHD 1920x 1080 | 4K 3840×2160 | 4K 3840×2160 | 4K 3840×2160 |
最大表示色数 | 1677万色 | 1677万色 | 1677万色 | 10億7374万色 |
液晶タイプ | IPS AGフィルム | IPS AGフィルム | IPS AGガラス | IPS AGガラス |
コントラスト比 | 1000:1 | 1000:1 | 1000:1 | 1000:1 |
接続 | 3 in 1ケーブル(HDMI、USB-A、電源) コンピュータへの接続 | USB-C/ WacomLinkPlus経由等 旧16接続 | USB-C/ DisplayPort/ HDMI等 コンピュータへの接続 | Mini DisplayPort×1 HDMIポート×1 USB Type-Cポート×1 Pro 17をコンピュータへの接続 |
内臓 スタンド | 3°/19° | 5°/20° | 4°/20° | 専用簡易スタンド付属 |
オプションスタンド Amazon▶ | Wacom Cintiq 16/Pro16 専用スタンド ACK620K | Wacom Cintiq Pro 13/16専用 モバイルスタンド(3段階) | Wacom Cintiq 16/Pro16 専用スタンド ACK620K | Wacom Cintiq Pro 17 調節可能スタンド /VISAマウントあり (他社製も使用可能) |
◆【Cintiq 22とCintiq Pro 22】の性能比較
機種 | Cintiq 22 | Wacom Cintiq Pro 22 |
---|---|---|
ペン | ProPen2 | ProPen3 |
筆圧 | 8192 | 8192 |
傾き検知 | ±60 | ±60 |
応答速度 | 22ms | 12ms (120Hz) |
読取 分解能 | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) |
色域 | sRGB96% NTSC72% | 99% DCI-P3/ 95% Adobe RGB |
視差低減加工 | ー | ○ オプティカルボンディング |
視野角 | 178° | 170° |
カットキー | エクスプレスキー リモートオプション | 8 |
タッチ機能 | ー | ○ |
サイズ mm | 570x 359×40 | 517x 312×30 |
描画 エリア mm | 21.5型 476×268 16:9 | 21.5型 476X268/ 16:9 |
画面 解像 | フルHD 1920x 1080 | 4K 3840×2160 |
最大 表示色 | 1677万色 | 10億7374万色 |
液晶 タイプ | IPS方式 アンチグレアフィルム | IPS AGガラス |
コントラスト比 | 1000:1 | 1200:1 |
スタンド | 付属 (16°~ 82°) | ー |
オプションスタンド | ー | Wacom Cintiq Pro 22 調節可能スタンド /VISAマウントあり (他社製も使用可能) |
◆【Cintiq Pro 17/22/24/27】性能比較表
機種 Amazon▶ | Wacom Cintiq Pro 17 | Wacom Cintiq Pro 22 | Wacom Cintiq Pro 24 | Wacom Cintiq Pro 27 |
---|---|---|---|---|
ペン | ProPen3 | ProPen3 | ProPen2 | ProPen3 |
筆圧 | 8192 | 8192 | 8192 | 8192 |
傾き検知 | ±60 | ±60 | ±60 | ±60 |
応答速度/ リフレッシュレート | 8ms /120Hz | 12ms /120Hz | 14ms /60Hz | 10ms /120Hz |
色域 | 99% DCI-P3/ 88% Adobe RGB | 99% DCI-P3/ 95% Adobe RGB | 99% Adobe RGB | 98% DCI-P3/ 99% Adobe RGB |
読取分解能 | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) | 0.005mm (5080 lpi) |
視差低減加工 オプティカルボンディング | ○ | ○ | ○ | ○ |
視野角 | 170° | 170° | 176° | 178° |
プレスキー | 8 | 8 | ExpressKeyRemote同梱 | 8 |
タッチ機能 | ○ | ○ | 有無選べる | ○ |
本体サイズ (mm) | 424x 253×21 | 517x 312×30 | 677x 394×47 | 638x 379×31 |
表示サイズ (mm) | 17.3型 382X215 16:9 | 21.5型 476X268 16:9 | 23.6型 522×294 16:9 | 26.9型 596×335 16:9 |
最大解像度 | 4K 3840×2160 | 4K 3840×2160 | 4K 3840×2160 | 4K 3840×2160 |
最大表示色数 | 10億7374万色 | 10億7374万色 | 10億7374万色 | 10億7374万色 |
液晶タイプ | IPS AGガラス | IPS AGガラス | IPS AGガラス | IPS AGガラス |
コントラスト比 | 1000:1 | 1200:1 | 1000:1 | 1000:1 |
接続 | Mini DisplayPort×1 HDMIポート×1 USB Type-Cポート×1 Pro 17をコンピュータへの接続 | Mini DisplayPort×1 HDMIポート×1 USB Type-Cポート×2 USB-Aポート×1 Pro 22をコンピュータへの接続 | USB-C/ DisplayPort/ HDMI等 コンピュータへの接続 | Mini DisplayPort×1 HDMIポート×1 USB Type-Cポート×2 USB-Aポート×1 27をコンピュータへの接続 |
内臓 スタンド | 専用簡易スタンド付属 | ー | 5°/20° | ー |
オプションスタンド Amazon▶ | Wacom Cintiq Pro 17 調節可能スタンド /VISAマウントあり (他社製も使用可能) | Wacom Cintiq Pro 22 調節可能スタンド /VISAマウントあり (他社製も使用可能) | Wacom Cintiq Pro 24専用スタンド Wacom Ergo Stand / Wacom Flex Arm (Wacom Cintiq Pro24/32専用オプション) ACK62803K | Wacom Cintiq Pro 27 Stand (ACK64801KZ) / VISAマウントあり (他社製も使用可能) |
❹.Wacom Cintiq Proならどれ?違いは?の件
で、Cintiq Proシリーズにしたい、となった場合、基本的に全体性能面ではどれも高く、
視差・ペン・筆圧・傾き検知・色域カバー率・キャリブレ対応・解像度等などでは問題ないものしかない…
このハイクラス液タブのなかでの違い、選択ポイントになる部分は、
- サイズ
- 応答速度
- スタンド
- 接続面
- 値段
だ….
万能中型ハイクラスは、
【Wacom Cintiq Pro 17】↓
このモデルはワコム製品全体から見ても、トップクラスに入る新しいモデル。
他メーカー含めても注目の存在となっていくであろう中型液タブ。
このPro17は、これまでのワコムでは大型ハイクラスでしか実現してなかった内容になっていて、
個人的には、
それです、プロ仕様がどのみち高いなら、これくらいわかりやすくはっきりと差がついていてほしかったんです、もうつっこみどころありませんです!
というモデル….
上記の比較表で見てやってください
▶【Cintiq16とCintiq Pro16,17】の性能比較
大型では24が以前までのトップクラスで、最新では27がある。
このあたりもやはり超ハイクラス↓
上記のCintiq Proモデルたちから選択できるなら、最高だろうと思う。
きっとだれもが大満足だろうと思う。。。
ネックになるのはやはり値段だ……
逆に言えば、予算が許すなら、完全にGOモデルだと思う。
細かい仕様比較は上記の
▶【Cintiq Pro 17/22/24/27】性能比較表参照
※ちなみにCintiq Pro 13 / 旧16 / 24 / 32での徹底比較もあるので、興味あれば合わせてこちらもどうぞ↓
❺.Cintiq 16と Cintiq Pro 16 ならどっち?違いは?の件
液タブは16型、中型がサイズ感的にほどいいので、16型で欲しいという方はいちばん多いと思う。
その中で、
『Wacom Cintiq 16』と、
『Wacom Cintiq Pro 16』ならどっち?
と、迷う場合もあるかと思う….
主にCintiqシリーズ とCintiq Proシリーズの違いとかぶり、
『違うところ』は以下↓
❶ 色域カバー率とキャリブレ対応
❷ 視差低減加工の有無
❸ タッチ機能・割当てキーの有無
❹ 画面解像度
❺ 応答速度
(現行モデルの場合Pro16の方が逆に遅い)
❻ 搭載スタンド
❼ 入力端子やPC接続系
❽ 値段
で、『同じところ』も結構ある↓
① ペン:バッテリーレス
(Wacom Pro Pen 2)
② 筆圧:8192レベル
③ 傾き検知あり:±60レベル
④ 読取分解能:0.005mm
⑤ 表示最大色:1677万色
⑥ 液晶タイプ:IPS,アンチグレアフィルム
⑦ コントラスト比:1000:1
⑧ 15.6型
この2モデルでの選択で大きい部分は、
- 基準規格の色再現がシビアに必要か
- マルチタッチ機能は必要か
- 4K出力対応させたいか
この3つのどれかに当てはまるなら、
『Cintiq Pro 16』。
当てはまらないなら
『Cintiq 16』で十分いける。
という感触でした。
※詳しくはこちらでがっつり比較してるので参照↓
また、Cintiq Pro16は、旧モデルと、現行モデル(2021モデル)が市場に混在しているが、
この2種での性能・仕様がこれまた結構違うので、そこも把握しておきたい点。
詳しくは以下のページを参照↓
そんな感じです!
ってことで
楽しいクリエイトあれ!
しゃらんるあぁああああ❤︎
\(`^\(`^`)/^`)/ ♪
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