フレットレスベースとは?
通常のエレキベースといったいどう違うの?って
なりませんでしたか?
実際何が違うのか?音の違いは?
その辺に迫ってみたいと思います
❤︎1、フレットがある、なしの違い
フレットレスベースは、“フレット” という “音階を区切るための金具” がない
↓
で、上の画像のように、全く何もないものと、ガイドライン(ポジションマーク)入りのものもある↓
通常のベースは、“フレット” (音階を区切るための金具)がついている
この通常のフレットがあるベースのことを、“フレッテッドベース” と言う
ただし、フレッテッドって国外では言わないっぽいです….
単に、Bass Guitar (バスギター,ベースギター)とか、4strings(4ストリングス)みたい…..
↓
物理的な違いは、このフレットがあるかないかの違いです。
❤︎2、音の幅の違い
で、通常、このフレットがあり、音階をその区切った範囲で決めている
フレットがない場合は、その範囲がないので、音は無限に存在するということになる
(ドレミファソラシドの中に、その間の音が無限に存在するということ)
フレットがある場合でも、抑える位置は、❷のように、フレット直前の位置がベストではあるけれど、上図のようにフレットからフレットまでの間がだいたい約同じ音階で、ファとかラとかソb というように区切ってあるということ
フレットがない場合は、その間も無数に無限に音が存在します
つまり、
ほんのちょっとでもズレると音階はかなり変わってしまいます
❸のように、フレットがあるはずのジャストを正確に抑えないと音程が揺らぎます
なので、より正確な運指や、抑え方をしないと、音痴なベースになり、気持ち悪いです
私はよく自分で気持ち悪くなります笑
でも、逆に言うと、それだけ音階表現が細かく出来るということでもある。
ピアノなんかもベースで言えばフレッテッドみたいに音階に区切りをつけてわかりやすくした楽器と言えます
ピアノのドとレの間の音はド#、レb だけではなく、
その間にも無限に音は存在する。。。
定規と一緒でまさにスケールとは無限なんですよねw
なので楽器は音をはっきり区切っているもの、区切りをあえてつけないもの
にわかれている
バイオリン、コントラバス、チェロ、なんかもフレットレスですね
あと、トロンボーンなんかも管楽器のフテットレスみたいなものでしょうか?笑
特徴としては、その、曖昧なきわどい音を使うことができる
ということですね
声なんかもそうですねw
音がはっきり区切られた楽器のピアノなんかだと、黒人讃歌などのきわどい音使いのメロを表現するのは難しいというかそのままじゃ再現できないじゃないですか。。。
シンセキーボードに “ベンダー” という曖昧な音を出せるバーなどもないピアノでは表現するのは難しい音が無数に存在します
逆に言えば音を区切ることによって明確になりわかりやすくなる
だから音階が正しいかどうかはっきり判断できない場合はピアノで鳴らしてみるとわかる時がある
弦楽器の場合はフレットがあっても ”チョーキング” (弦をブニィ〜〜んって押えながら上げたり下げたりする奏法)することによってその曖昧な音、スケール(ブルーノート的な)を表現できる
フレットレスはまさに野放し状態で開放弦以外はまさに自由な音だ
なので簡単に音痴で気持ち悪い音もできてしまう笑
そういった意味でも歌に近いリズム楽器であると言えそうw
その音痴な味を楽しむためにも、
まずはある程度正しい音で鳴らせるようになりたいものです……………….
❤︎3、音の違い・適正の違い【音源例で比較】
上記で書いたように、見かけでフレットが見えないとフレットレスと誰もがわかるでしょうけれど、
音、音色自体もかなり違うんです
その奏者の設定でかなり変えられるので、、フレッテッドでフレットレスっぽくしたり、フレットレスでフレッテッドっぽくしたりもできるけれども根底の部分はやはりはっきり違う
実際聞き比べてみると分かりやすい
で、同じようなフレーズで弾いてみた
※ピッチもなもかも結構ひどいですが我慢してくださひ
<(_ _)>
*フレットレスベースの音色例
かなりピッチの曖昧さ、音像の曖昧さがあり、独特なピャウン、トゥウィン、ビャウンとした感じが出る
“Free Flight” というオリジナル音源を作ってみましたw
そう、人生は自由飛行 笑
音楽は自由飛行の果てしない旅w
どちらかというと音を伸ばすことによりそのニュアンスが出る
*フレッテッドベースの音色例
比較的音像がはっきりしていて、設定とか曖昧でも前に抜けてくるずっしりした音になる
で、それぞれの特色からすると、フレットレスでスラッピングはやる人はいるけど向かない
スラップはやはりフレッテッドが向いている
逆に、上の音源のように、発音しっぱなしのフレーズ、音をスライドさせる、伸ばしまくるようなフレージングはフレットがひっかかって音が途切れそうになり、やりづらい
それぞれを生かそうとしたものがこちら
*Fretless Bass
*Fretteddo Bass
酔っ払っています
嘘です
(´-`).。oO( pic.twitter.com/N2pBFWEPxa— REACH_rh (@REACH_rh) 2016年6月1日
技術がなくてうまく表現で表すことができていないのですが笑
音の違いはわかると思う
曲によって向き不向きがあるということですねぃ………
ただ、、上記に書いたように、フレッテッドでフレットレスみたいに聞こえるようにもできるし、フレットレスの方がメインのベースには向かないと思ってる人が多いと思う
実際プロの現場などではフレットレスよりフレッテッドがやはり当たり前のイメージであり、また、スラップ系を好まれる場合も多いのかもしれない
でも、
仕事で要望に応える以外なら、フレットレスは意外にも潰しが効く楽器です
フレットレスでフレッテッドみたいな音にしたりもできます
で、
ここぞというときにその曖昧な響きや中高域のメローサウンドチラリ出す
これはかなり楽しい…
フレットレスは、右手の位置、角度などによっても音のキャラクターをガラッと変えられたりもするし、かなり幅広い遊びと、個性的な音作りも可能だったり。。。
音程がやっぱり難しいけれど、それでもやっぱり魅力的な楽器に感じる
そしてフレットレスはアンサンブルの中では埋もれやすい音色でもある
なので、音づくり感覚が必要に思う
フレットレスベースの音作りの突っ込んだ内容もチェックしてみてください↓
また、私がフレットレスベースを使って活動してきた中での経験から、
おすすめのフレットレスベースもまとめてますので、
フレットレスベース欲しいって方は下記のページもチェックしてみてください↓
やはりピッチが難しいのですが、是非皆さんもチャレンジしてみてほしい
フレットレスベースがもっともっと広まれば楽器屋さんのスタンスも変わってくると思うので、増えれば増えるほどいいな 笑
ってことで楽しいベースライフをば!
しゃらんるああぁあ❤︎
なども参照ください
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