みなさま、『お名刺』持っていますか?
クリエイトする方は特に作っておいた方がいいですよね。。。
今回、『Tさん』@tomocheeee623 より
『名刺作って!』とお声がかかり、サポートさせていただきました。
Tさんの家族はTさん以外全員お名刺を持っており、自分だけないのがさみしく、欲しくなったとのことです。笑
名刺欲しい、作りたい!となっている方の参考になればと思いますのでご紹介させていただきます。
(※『Tさん』に掲載の許可をいただきました。)
❤︎1、名刺の仕上がり
まず先に仕上がりについて、ご紹介したいとおもいます。
1-0、仕上がった名刺ご紹介
Tさんもツイートしてくれてます。
(※Twitterツイートを埋め込んでいます。
お使いのブラウザの設定によっては画像が表示されない場合もありますのでご了承ください。)
↓
私も1枚いただきました↓
『両面カラー』・『フチなし加工』・『パール調の特別紙採用』
そしてTさんのイラストをメインにデザインしてみました。
パール調のキラキラ感とざらっとした質感が、イラストを直接描いた作品のようなイメージです。↓
Tさんはイラスト集の本も出しています
▶︎イラスト集が完成しました!|Tomocheeeee Illustrations.
そして今月は芸術の森のアートマーケットに出店するとのことで、私も途中からお手伝いに向かいます。
もしお近くの方やお時間取れる方がいらっしゃいましたら、是非!
‘19.9.15(SUN)
出店名:Team Chobi.
場所:札幌芸術の森
時間:10:00~16:00
(※雨天中止)
(※Twitterツイートを埋め込んでいます。
お使いのブラウザの設定によっては画像が表示されない場合もありますのでご了承ください。)
↓
イラストが描かれた1つ1つ手作りの小物などが揃っています↓
話をお名刺に戻しますね 笑
今回、
昔からある、『版』を作って刷る『オフセット印刷』ではなく、
高速デジタル印刷機による『オンデマンド印刷』という印刷で印刷屋さんに入稿しました。
1-1、オンデマンド印刷のメリット
- 入稿してから仕上がりが早い
- コストも抑えられる
- 少ない部数から注文できる
(100枚単位でも受注してくれるところが多いです)
という利点があります。
そして、名刺の場合、
- 肩書きを変えたい
- アドレスが変わった
- HPのURLが変わった
などにも最速で対応したいところですよね、、、
そんな場合も印刷が速いので便利です。。。
『オンデマンド印刷』はサイクルの速い今や、主流になりつつあるくらいです。
指定される印刷所も『オンデマンド印刷』が多かったりします。
ただ、その分、精密な色の再現などはやはり難しい。↓
1-2、オンデマンド印刷のデメリット
- グラデーションはキレイに出にくい
- 色味がかなり変わってしまう
という場合も多いです。
それと、だいたいが『完全原稿』で入稿する必要があり、
『校正なし』です。
*『完全原稿』
▷印刷所でデータを調整しません。入稿されたデータをそのままいじらずに即印刷されます。
*『校正』
▷一度印刷したものや作業の途中画面で誤りや不備をチェックし、正すこと。
(文字校正や色校正など原稿とてらし合わせてチェックする作業)
これは印刷所でチェック&こちらでチェックなど色々ですが、
通常、いったんテストプリントしてもらい、こちら側でそれでいいかどうかチェックするパタンが多いでしょう。
『仮校正』『簡易校正』『本校正』などがあり、
簡易出力して文字やレイアウトなどの確認するのみの場合や、本番の機器と同じもので本当に印刷し、色の出方も合わせてチェックする場合などもある。
基本的にオンデマンドでの名刺印刷ネット上受注のサイトは、
『完全原稿』・『校正なし』パタンで、調整や校正をする場合、別途料金がかかる。
と言うか、
別途料金でも受け付けていないという場合が多いです。
今回の場合も、『完全原稿』・『校正なし』で、別途料金でも受け付けなしでした。。。
なのでデータの地点でTさんに文字のチェックはしっかりしていただき、色校なしなので色はモニターのと結構変わるであろうことは承諾してもらっています。
仕上がりを見てみますと、
濃度が全体的に濃く印刷され、グラデーションの幅も元のイラストとかなり違っています。
通常は印刷すると画面で見るよりふわっと締まりがゆるくなりがちのパタンが多い印象なんですが、今回の場合は濃度が高く、ウェイト感のある仕上がりに。
サンプル見本用紙を送ってもらい確認しましたが、
用紙によっても当然かなり違っています。
全体的に濃度高めな感じでした。
(濃いめの印刷)
それを想定して濃度薄めに作っておくのも手ではあるのですが、印刷毎でも同じにはならないので調整が難しい面もあります。
『同じ色にはならない』旨や、『色校も無し』ということはTさんにご了承済みではあったので、結果、満足していただくことができましたが、
名刺としての役割そのものより、色味の再現こそが一番重要でそこは曲がれないという場合は注意が必要です。
色校正をしっかりやれる印刷屋さんを選択し、時間とコストをしっかりかけ、じっくりやる必要が出てきます。
ただ、
通常の名刺印刷の場合、こだわれるところは大事にしつつ、
- どのくらいのスパンで変更が必要になるのか?
- 最初に何枚くらい必要なのか?
と合わせてコストを考える必要があるかなと….
❤︎2、名刺作りの流れ
今回の場合、実際にpc画面で確認してもらいながら進めることが可能だったこともあり、案を練る段階からちょくちょく見てもらいました。
❶、まず最初に細かいヒヤリング
- 目的
- 方向性
- 好み
- イメージカラー
- 肩書き
- 記載が必要な内容
- 日程・納期
- 予算
更に、Tさんは『絵を描く人』なので、名刺用に何かアイコン的なイメージになるようなイラストがあると良いということで、これ用に描いていただくことに。
❷、ラフデザインの提案
以前描いた作品も全面に使うとインパクトあるのでは?と思いつき、
今回のものと既存の作品を組み合わせたもので最終的に
- ラフデザイン 2案
から選んでいただきました。
『わかりやすい』・『柔らかい』・『あたたかい』をメインに、まずは下の画像のようなデザインで考えてみました↓
用紙はベージュ系がイラストと合うのでいいかなと。。。
表面のイラストは今回描いていただいたイラスト↓
とても柔らかく、色合いもすんごくキレイでキュート❤︎
そう、クリスタのライセンス切れを忘れていたらしく、ライセンス購入・ライセンス承認設定もサポート笑
なんでじゃ!笑
それから既存の作品を全面に使うのもイメージが広がって上記のキャラのほかの絵の印象もつくからいいねということになり、
色々やってみた結果下の画像のようにまとめてみました↓
この時、
- テキストカラー等は一色しか使わない
→わかりづらく散漫になることを避ける
- 余白の白、カラーの白をなるべく意識する
→イラストの色彩・存在感を生かす
- フォントは硬い形式ばったものは避ける
→見やすさも大事だけど少し崩した柔らかいものを探し直しました
- 表面はイラスト・名前・肩書きのみで伝える
→パッとみて誰で何をしてる人なのかわかりやすくする
などを意識してみました。
で、この地点で、全面イラストにするなら、
- 用紙は白が良い
- 特殊な光沢用紙を取り扱っている印刷所に出す
- パール系の光沢がある用紙にする
となりました。
❸、文字の校正
はい、入稿前にこちらで全て文字の誤りがないかチェックし、更にご本人にもチェックしていただきます。
❹、ファイルを入稿
- 入稿できるファイルにする
入稿先の規定に合わせたデータに整えます。
❺、印刷所のサイトでファイルをアップロードし、注文を設定して送信
ここからはオンデマンド印刷の場合速いです。
だいたい翌日か翌々日になります。
ただし、ここまではご要望の把握やデザインの確認などのやりとりを含む重要な期間なので、状況にもよりますが1週間〜2週間くらいはかかります。
❺、注文から中1日で自宅へ配送
印刷所が都心でお届け先が北海道などの場合、最低中1日。
といった流れです。
出先でパッと出せる名刺があるのとないのではかなり違いますよね。。。
フリーの人にこそ本当の意味での必要性は高いように思います。
とりあえずでもとにかくでもあった方がいいです。
ツールを活用して簡易的に自分で作ることも可能ですよね…
ぜひ準備してみてください!
また、自分では無理、誰かに頼みたいという場合はご相談ください。
好みやご要望に沿ったオリジナル度重視の提案はもちろん、
目的や予算に合わせた、自宅プリンター用の画像データのみの対応なども可能です。
下記のフォームよりご相談ください。↓
また、自作することも今の時代は容易だったりしますよね、、、自宅プリンターで専用用紙・ツールを活用して準備するなどでもいいと思います
名刺は個人の場合、特にあった方がいいですよw↓
ということで
楽しいクリエイトあれ!
しゃらんるあぁああああああ❤︎
コメント