印刷物入稿チェック9項目


 

音楽民はCDブックレット、フライヤーなど、自身で製作して入稿する方も多いとおもう

ですがWeb上での処理で完結しやすい現代では “印刷物にする場合の注意事項” をうっかり流してしまってて印刷屋さんが困る、もしくは狙い通り印刷されてない!?ファイルを戻された!?ヒイィ〜〜!なんて起こりうる

なのでチェク項目をまとめてみました(自分の為に笑)

印刷会社さんによって微妙に違う設定が必要だったりする場合もあるので、最終的には入稿する印刷屋さんにつめて確認することが望ましいのですがとりあえず大きく8項目はチェックしておきたいとこです

そして、作成に入る前に踏まえておいた方が後で修正に困らないかなと,,,

入稿される方は是非チェックしてみてください

 

また、ここはこうすれば簡単だ、早くできる、ここはこうすべきだ、これもあるなどお気付きの点がありましたらご指摘いただければと思います

では参ります

チェゲラっちょ!

Ai入稿チェック

 

〜〜項目〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

❤︎1、納品サイズ・トリム・断ち切りなどの確認

❤︎2、Ai (illustrator)の基本的なカラー設定
・2-1基本カラー設定
・2-2環境設定のブラックアピアランス
・2-3新規ドキュメントの設定
・2-4カラー濃度の設定

❤︎3、オーバープリント設定の確認
・3-1スミベタ
・3-2リッチブラッック

❤︎4、特色(スポットカラー)になってないかの確認
・4-1スウォッチで確認設定
・4-2分版プレビューで確認

❤︎5、カラーパレットの塗りの設定
・5-1塗りに枠もちゃんとつけてるか
塗りの状態で線を引いてないか)

❤︎6、画像解像度と濃度は適正か
・6-1CMYKにして350dpi
・6-2グレースケールなら600dpi
・6-3モノ2階調なら1,200dpi
・6-4濃度は300%以下に

❤︎7、画像は埋め込みかリンクか
・7-1リンクより埋め込みの方が安全
・7-2リンクなら元画像はRGBでEPSかTIF

❤︎8、フォントはアウトライン化してるか

❤︎9、印刷物の”白色” について

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

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❤︎1、納品サイズ・トリム・断ち切りなどの確認

まず実際使われるサイズの確認

CDブックレットなら?フライヤーなら?

などそれぞれ企画サイズがあったりするのでそれをまずは確認

サイズは何で作成する必要があるのか?実寸は?ということです

基本中の基本なんだけど例えば発注をいただく場合、まずお伺いしなければ指定されないことが多いのが現実です笑

指定されないからってテキトーでいいかというともちろん違いますもんね笑

 

トリムは引かれているか・裁ち落としは3mmになっているか

印刷物はWeb上のものとは違うので紙を切って印刷するから“裁ち落とし””トリム(トンボ)が必要

裁ち落としは3mm
(実寸より3mm余分に必要→実寸ぴったりだと切った時に白が出たりするから)→実寸より3mmはみ出してオブジェクトを作成する

裁ち落とし

 

トリム(トンボ)

印刷物の場合これは必須です

裁ち落とし3mmは、新規で作成するとき設定・確認できる
カラーはCMYK
sinki

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❤︎2、Ai (illustrator)の基本的なカラー設定

・2-1基本カラー設定

編集>カラー設定でイラレのカラー設定を確認
編集>カラー設定

 

作業用スペース・カラーマネージメントなど、下図が基本的な設定
下の方のマッチング方法なども細かく設定すると楽!という方もいるようですが、カラーは思わない方向性に変化してしまう可能性もあるので、意識してはっきり何のために変えるのか確信が持てたら設定してもいいと思うけど、まずは基本で私はやってますAi カラー設定

 

 

・2-2環境設定のブラックアピアランス

できるだけ正しいブラックでモニターできるようにしておく

単にブラックと言ってもその色幅は無限にある

印刷で表現される黒の幅も広く、いろんな黒があります

真っ黒だと思ってたけど全然グレーでしょこれ!?ってことなんてよくある笑

なのである程度モニターで視覚的に認識できるようにした方がいい

特に黒の設定で印刷の仕方そのものが変わる場合もあるのでここはちゃんと見て違いがわかるコーヒーブレンドにしときましょうというその設定ですw

 

illustrator>環境設定>ブラックのアピアランスillustrator>環境設定>ブラックのアピアランス

 

“全てのブラックを正確に〜 に設定しておくブラックアピアランスの設定

 

 

・2-3新規ドキュメントの設定

印刷物の基本カラー設定はCMYK

上でも書きましたが、新規ドキュメントを作成するときの設定で“CMYK”になってるか確認しとく

 

すでに他社さんが作成したデータを引き継いでのデータの場合

ファイル>ドキュメントのカラーモードで確認できるファイル>ドキュメントのカラーモード>CMYK

 

 

・2-4カラー濃度の設定

カラーの濃度はCMYKの合計が300%を超えないようにする
インクドバドバになってデロデロになるんですって!笑

で、印刷屋さんの印刷形式によって、310%までとか300%までとかなので、マックス295%までに私はしてます。(本当はもっと低い方が望ましい)

もっとギリギリまで攻めたいのであれば印刷屋さんに問い詰めるのが良いでしょううw

カラー濃度は300%まで

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❤︎3、オーバープリント設定の確認

ブラックの印刷の仕方、色の出し方、指定の仕方を認識しとく

基本的にはスミベタ・リッチブラック・4色ベタ

があって、4色ベタはCMYK全て100%づつなので濃度オーバーでNG

スミベタはオーバープリントになるのでリッチブラックが無難です

それらの設定確認ですが、、、

 

・3-1スミベタ

スミベタとはC-0%, M-0%, Y-0%, K-100%の黒

これは実は結構薄い

そして、C-0%, M-0%, Y-0%, K-100%の黒を使っている場合、全てオーバープリント処理になってしまう印刷所が多いようです

オーバープリントとは重ねてプリントする出力方法で、下のレイヤーが透けて見えたりする

だからオーバープリントにならないようにした方がいい場合の方が多い

 

オーバープリントじゃない場合のプリントは、ヌキになるので、例えば細い文字などは印刷のズレが目立ってしまう場合があるので、その場合適応するのはいいかもしれない

 

確認は、上記でのブラックのアピアランスの設定をしていたら、
表示>オーバープリントビューで視覚的にもわかる表示>オーバープリントビュー

 

mieteruimage-min

     ↓

こんな風に印刷されちゃたらもうがっくりですよね…over-print-view-min

 

スウォッチでも確認できるうスウオッチでも確認できる

 

・3-2リッチブラッック

リッチブラックとはK100%に、CMYをちょっとづつ足した黒

C-40%,M-40%,Y-40%,K-100%の黒が適正とする印刷屋さんも多いようです

とにかくC-0%, M-0%, Y-0%, K-100%の黒にした場合オーバープリントにされてしまう

というのを防ぐために、1%づつでもCMYKを足せば防げる

 

というのもあるけど、ブラックの出方を見るとできるだけ濃くしたくなります

それで濃度オーバーにならないような安全で適正な数値のブラックは、

C-40%,M-40%,Y-40%,K-100% とする印刷やさんが多いようです

できれば入稿する印刷屋さんに適正のパーセンテージを確認するのがいい

 

私は

C-65%,M-65%,Y-65%,K-100%(合計295%)くらいが好き。。。
も少し抑えるけど笑

 

下図のカラーで数値を直してます
スウオッチでも確認できる

 

それと、属性パネルのオーバープリントにチェックが入ってないかも確認した方がいい。チェックが知らない間に入ってたりする笑

そうするとオーバープリントで自動的に処理されちゃったりするからご注意をば….
属性パネル

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❤︎4、特色(スポットカラー)になってないかの確認

特色とはCMYKの表現とはまたちがう色味のもので、これがそのまま混じっているとCMYKの普通の印刷ができないんですって、なので “プロセスカラー” に変える

自分では使わないのが無難でしょうう

でも引き継いだデータで使われてないとも限らない。あったらCMYKに変換してあげないと特別な印刷方でしかできない

なので確認と設定が必要

 

・4-1スウォッチで確認設定

スウォッチパネルで確認
下図のように、カラーの右下に点がついてるカラーは特色スウォッチパネルで確認

 

特色のカラーをクリックしてスウォッチオプションを開くと、カラータイプが特色になってる。これを、
tokusyoku_spot-color-min

これをプロセスカラーに変える
プロセスカラー

 

複数あったら1こづつ設定変更する

 

・4-2分版プレビューで確認

分版プレヴューでも確認できる

ウィンドウ>ブンバンプレビューウィンドウ>ブンバンプレビュー

 

分版プレビューウィンドウ
下図のようにCMYK以外で指定してるカラーが出てくる分版プレビューウィンドウ

 

カラーの目をクリックすると、そのカラーは非表示になるme-wo-hazusu-to-wakaru-min

上記ようにどこの箇所で使われてるかわかる

 

そして使われてる部分を選択すると、レイターでも選択され、スウォッチパネルでも選択されるsiyousiteru-tokusyoku-swatch-check-min

そこでまたスウォッチパネルからオプション設定でプロセスカラーに変えてくというやり方もある

使わない特色は削除する

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❤︎5、カラーパレットの塗りの設定

・5-1塗りに枠もちゃんとつけてるか
(塗りの状態で線を引いてないか)

塗りの場合、枠もちゃんとつける必要がある
そうしないとうまく端が綺麗に出ない場合があるそうです
(ただ、アウトライン化して合体してるのであれば別)

 

下図の状態でいきなり塗り、または線を描いたりはトラブルになる場合があるようですnuri-ng-min

 

塗りは基本的には下図のこの状態でやるnuri-waku-min

 

パスはこれ
path

 

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❤︎6、画像解像度と濃度は適正か

フォトショからJPG画像を持ってくるなどの場合、フォトショで設定しておく

 

・6-1CMYKにして350dpi

埋め込み画像は基本CMYKにして、350dpiにする
イメージ>モード>CMYKカラーにするイメージ>モード>CMYKカラー

 

イメージ>画像解像度でイメージ>画像解像度

 

350dpi 以上にするkaizoudo350-min

 

 

・6-2グレースケールなら600dpi

イメージ>モード>グレースケールにして、解像度は600dpi 以上にするイメージ>モード>グレースケール

 

・6-3モノ2階調なら1,200dpi

解像度 1,200dpi 以上にする

 

・6-4濃度は300%以下に

画像のデータも濃度は300%以下にする

画像は補正したりするから結構ぶっちぎりで濃度オーバーしてたりする笑
気を付けましょうう〜〜

フォトショで画像を開き、スポイトツールで濃そうな部分をクリックスポイトツール

 

カラーパネルで300%以下に抑えるカラーパネル

 

が細かいやり方ですが、

慣れてないと全体のグラデーションのバランスがメタメタになって色彩が不自然になったりします

なので、スポイトでオーバーなのがわかったら、

まず、レベル補正やトーンカーブで暗いところを少しもち上げて柔らかくしてあげてみてください

下図のようにレベル補正パネルを開き、ダークの方を少し持ち上げるフォトショ レベル補正

 

または、トーンカーブでダークの方を持ち上げるフォトショトーンカーブ

そして視覚的にバランスがおかしくないことを確認したらレイヤーを統合してスポイトツールで確認してみてください。

オーバーしてなければOK,まだしてればもう一度レイヤーをバラして(動作を戻す) やり直す

濃度調整はいじりすぎると不自然になるので、やりすぎないよう加減する
(あくまでも濃度オーバーを回避するための微調整)

あと、自動補正という手もありますが、元画像の色バランスによっては視覚的に感じ悪くなったりします笑

視覚的感覚確認も必要…

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❤︎7、画像は埋め込みかリンクか

納品時は埋め込みの方が無難

・7-1リンクより埋め込みの方が安全

ウィンドウ>リンクパネルを表示させるウィンドウ>リンク

 

 

リンクパネルで設定
リンクパネルで設定できる

 

設定タブから画像を埋め込みにすると埋め込みにできるumekomi-min

 

埋め込みマークがつく埋め込みマーク

 

 

・7-2リンクなら元画像はRGBでEPSかTIF

リンクは
ファイル>配置haichi-min

 

下図のようにリンクにチェックを入れて配置する
rink_-min

リンクの場合、再度画像を編集する場合などはしても、リンク更新すればいいだけだし、ファイルは軽くなるので便利ではある

ただ、リンク切れや諸々のトラブルがつきもの

そして、元画像はRGBで、EPSかTIFFにしておいて印刷屋さんの方でCMYKに変換します。というのが多いようですので、これも印刷屋さんに確認した方がいい
(要形式確認・リンク切れ確認)

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❤︎8、フォントはアウトライン化してるか

フォントは文字形式のままでは開いた環境で文字がないとかの問題になりやすいので必ずオブジェクト化しておく

まずオブジェクトを全選択しておいて、書式>アウトライン作成書式>アウトライン作成

 

アウトライン化されましたout-line-ka-min

 

さらに、何かの表示に残ってたりしないか確認しておく
書式>フォント検索書式>フォント検索

 

下図のようにフォント検索で赤丸の位置に何もなければOKフォント検索

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❤︎9、印刷物の”白色” について

基本的にはヌキで印刷紙の色

つまり白い部分を出したいなら白い紙に印刷する

んが、どうしても “白を塗りたい場合” もあったりするでしょう。印刷する場所によって変わってきますもんね

例えば透明なものに印刷するなどはぼやけてしまします

 

そういった場合は “白版” を作ります

白くしたい部分の型をパスで抜き取って“白版用のレイヤーを作成する”

白がはみ出ないように0.1mm内側につくる
(イラレだと、白くしたい部分のパスを選択して、オブジェクト>パス>パスのオフセットで-0.1にするとできる)
(フォトショだと、白くしたい部分のパスを選択して、選択範囲>選択範囲を変更>縮小で5pixにするとできる)

ってことをするのですが、これってまた違う印刷になってくるので、とりあえず基本は白は “ヌキで表す” つまりインクではなく、紙の色を使うということです

 

長くなりすぎましたが笑

そんなとこかと思います……..結構面倒ですよね笑

濃度オーバーは作成するときにオーバーしないよう色を使った方が楽かな….

もっと思い切った設定なども実際あるみたいですが (あらかじめKを0%に設定しとくとか)のですが、私はこのあたりのことはほぼ独学なので、無難な線で行ってみてます

作成前に意識しておくことと、入稿前におさらいしてチェックしておくことがいいかなと,,,

 

以上です

 

頑張りましょううう〜〜〜ヒイィ〜〜〜w

ってことで楽しい入稿ライフあれ!

しゃらんるわあああぁあ❤︎

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