宅録の際 AW をプリアンプ代わりにする理由

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以前、

宅録〜歌録りの設定や準備〜という記事で、

マイク→YAMAHA AW(デジタルMTR)
→Mbox(オーディオインターフェイス)
→ProTools

で録音しています

という内容を書きました

で、これを読んでいただいた方より、

AWを挟むのは何故でしょう?』という質問をコメント頂きました

ちょっと話がコメントの返答では長くなりそうでしたので、この場にて、

返答させて頂きます

ご質問の内容は、

“ダイナミクスマイクを使う場合、マイクとオーディオインターフェースの間にYAMAHA AW(デジタルMTR)というものを使っているとのことですが、これは何のためですか?

プリアンプ代わりに使っているとのことですが、オーディオインターフェースにはプリアンプの機能は付いていないのでしょうか?ダイナミクスマイクを使う場合にそのデジタルMTRというものを使わないと、(マイク→インターフェース→DAWソフトのみだと)どういった不具合が起こるというか、どう物足りないのでしょうか?

とのことでした

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A1,マイクとオーディオインターフェースの間にYAMAHA AW(デジタルMTR)を使っている理由

  • 所持してるPCスペックではレイテンシーを最小にすると負荷がかかりすぎてDAWが固まる
  • Mboxでダイレクトモニタリングにするとコンプ調整できない
  • すぐにPCスペックの高いものは購入できない
  • プリアンプやエフェクトが充実してるオーディオインターフェイスもまだ買えない

んが、

規模は小さいけど録音・MIXの全てを1台で完結できるYAMAHA AWは持っている

じゃ、録音時は、ダイレクトモニタリングにしておいて、ダイナミクスやエフェクター等はAWのを活用してこう

という流れがざっくりとした理由になります。

生録音する際、完全ドライでモニターするとやりづらいので、何らかのプラグインを介してモニターしたいじゃないですか?

他のトラックもプラグイン使いまくりたいじゃないですか?

でも私のPCスペックだとプラグインかけまくって録音すると、PCへの負荷が高まりすぎてスムーズに録音できない。

Mboxだけでは、これまで自分がやってきたやりやすい録音環境にできない….

んが、

所持してる外部の機器を活用してダイレクトモニタリングすればお金をかけずに解決する

基本的にAWはプリアンプという立ち位置の機器ではないですが、AWの中のプリアンプやエフェクタ機能を使えば解決する。

ということで使っています。

この場合、完全かけ録りになるので、基本のコンプリミッターEQメインで、例えば声なら空間系エフェクトなどは使いません。

後でDAWのプラグインで全体と合わせて調整、ミックスしています。

A2,オーディオインターフェースにプリアンプの機能は付いていないのかについて

オーディオインターフェースは

プリアンプやエフェクト機能が充実して内蔵されてるものから、ほとんど備わってないものまで様々

なおかつ、『内蔵』されてるものでも、

プリアンプやエフェクターの種類が少ないもの、コンプやリミッターは微弱なもの、調整幅が少ないもの、調整はほとんどできないものなど、様々です。

また、モニター専用で『かけ録りではない』というパタンも多い。
(実際には素の音、スッピンの音で録音される)

え!?って思うかもですが、

かけ録りの場合、かけ録りなのでなかったことにはできませんが、
スッピン音なら後でいくらでも調整しやすいのでその方がいい場合もある(特に空間系)

ただ逆に、その時の音を再現したい場合は同じくできない、しづらい、
なども起こるので、そこはチェックしておきたい点かなと…

DSPの機能と、DAW内ので連携できるタイプのもあります。
(例えばCubase+スタインバーグのオーディオインターフェイス)

なので、購入される場合は、自分に必要なものが備わってるかしっかり調べ、把握してからをお勧めします。

A3,ダイナミクスマイクを使う場合デジタルMTRを使わないとどうなのか
(マイク→インターフェース→DAWソフトのみ)

PCスペックが十分ならDAWのプラグインを使って録音すればいいので全く問題はないです。

また、オーディオインターフェイスにプリアンプ・コンプ・リミッター・EQ等が充実してるならそれを使えばいいのでこの場合も全く問題なし

ダイナミクスマイクもコンデンサマイクでもそこは同じです。

まず最初に、『ダイナミクスマイクだからデジタルMTRを使っている』というわけではありません。

個人的にコンデンサマイクの方がモニターしやすいので多少我慢できるところがある。というのと、

スタジオにデジタルMTRを持っていくのが重いからというだけです。
(コンデンサはスタジオのしか使っていない)

基本的にはどちらにせよ、単にドライでのモニターはやりづらいので、自宅では手持ちのデジタルMTRを挟んでるというわけです。

それと上記のように、かけ録りでないものに関して再現したい場合、ミックス時多少手間があるかもです。

で、

PCスペックが低めオーディオインターフェイスの内容も充実してないなどの場合は、

ダイナミクスマイクにせよコンデンサマイクにせよ、やりづらい面が多い。

ということで……..

PCスペックが低いと、
レイテンシー対策におっつかなくなるので、ダイレクトモニタリングするしかなくなる場合も多くなる

つまりノーエフェクト・ノープラグインで録音せざるを得ない場面も出てくる

例えば、

ノーエフェクト・ノープラグインの場合

この場合、ノーレイテンシーですよね。

つまり音の遅延の問題、心配は無くなります

ただ、ノーエフェクト、ノープラグインの場合、モニターはしづらくなる↓

  • ピークオーバーを常に気にしなければならない
  • 思いっきり歌いづらくなる
  • 平な音のモニターになるのでキーを捉えづらくもなる
  • 雰囲気や気分も上げづらい

やり方は無数にあると思いますので、単なる一例ということでご了承ください

<(_ _)>

では

素敵な音楽ライフをば!

素敵な曲をたくさん産んでくださいね♥

しゃらんるわああぁあ♥

\(`^`)b

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • わざわざ新しい記事にて返信してくださって、ありがとうございます。
    とてもわかりやすかったです。

    要するにDAWソフトでプリアンプをかけつつレイテンシーをできるだけ少なくしようとするとCPUを消費してDAWが止まったり落ちたりしてしまう(→PCのCPUが高ければ問題なし)、インターフェース自体にコンプ&リミッター&エフェクトなどプリアンプが付いていてかつそれが調整できればAWは必要ないということですね。

    ありがとうございましたm(_ _)m

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